色々な事があってこのカテゴリーは更新していませんでした。
僕の気持ちは微妙に刻々と変化するので、後々自分で読むのが楽しみなカテゴリーでもあります。
さて
前回までで「しつけ」の定義を自分なりに明確にした事によって今更ながら気が付いた事がありました。
例えば
「犬を座らせる」という行動に対し、座らせ方はトレーナーさんから学びましたが、自分の中で「何故犬を座らせなければならないのか?」という理由がはっきりしていませんでした。
というか、全く考えていなかったのです。
その時、トレーナーさんは座らす事の意味をそれなりに教えてくださったと思うのですが、自分の中で座らすやり方にばかり興味が向いていて耳に入っていなかったのだと思います。
極端に言えば、座らすやり方だけを覚えて、自分の指示に従って座る犬を見て(実は従っている様に見えておやつが欲しかっただけ・・・・かも。)満足感に浸っていた・・・かも。
今考えると犬の事を全く考えず、自己中心的な事を犬にやらせていた訳です。
お恥ずかしい。。。。
皆さんは「何故、犬を座らすのでしょう?」
私の思いは
1、犬の気持ちを落ち着かせる。
人で言う「深呼吸をして冷静になる」とでもいいますでしょうか。
2、犬の行動に対して、人間が対処出来る時間を作る。
例えば、信号で犬と共に待っています。
犬が立った状態で待っていて、何かに犬が反応して力強く前へ行こうとした時と座った状態で力強く前へ行こうとした時とでは時間的に後者の方が人間側に余裕があって対処し易いと思うんです。
事故に遭うリスクを軽減するとでも言いますでしょうか。
都会で暮らし、動力車の往来、犬嫌いな人等々色々な場面を想定すると大切な行動かなと思っています。
たまたま「すわれ」を例にとりましたが、犬(猫)に求める行動(状態)について飼い主自身がその理由を明確にする事により、飼い主のモチベーションが高まり、動物に接する曖昧さが軽減出来ると考えました。
だから、家の中、交差点、道の真ん中、公園、商店街の中、踏切等様々な状況で犬と共に人も練習する。
逆に、行動の制限が必要の無い時は「ゆきの好きな様にしていいよ」となるので、無駄なコマンドを投げかける必要が無く放牧状態(これ、お互いがストレス無い状態)となる訳です。
人間側のオン/オフがはっきりする事によって動物に迷わせる事を少なくさせれる。
したがって、コマンドの掛け過ぎも無くなるはず。
最終的に「すわれ」の完成形も飼い主はイメージ出来ると思うんです。
(この場合のイメージとは、コマンドが出た時点で、どこで、どれくらいの反応の早さで、どの様な姿勢でなど。。。)
イメージを目標に犬に「お願い」をしながら練習をして行く。
何度も言うようですが、動物にやってもらいたいことの理由を飼い主自身がしっかり自覚する事で、人間側から出すシグナルの曖昧さがなくなると思います。
この「曖昧」が自分には多くて、犬に迷わせていたという事を気が付いたのです。
つまり、あるときは厳しいのだけれど、あるときは「まいっか」みたいな。。。
(思えばそんなのばかりだなぁー)
そうそう!
同じ「座れ」でもオフ会とかの集合写真の「座れ」は100%飼い主のわがままですな。ガハハハハハ

で、
ここまではあくまでも人間側からの動物への一方通行的なお願い。
動物はどんな事考えているのでしょうか???
今日の一言;
崖の上のポニョ見てきました。