点滴ニャンコと暮す家族の日記

慢性腎炎のニャンコ『ゴン』と過ごした時間。ベンガル猫、ソマリ、サモエドの4ニャンズ+ワンコとゴンパパの趣味の話

ニャンコの食について

2006-03-31 08:04:11 | 猫の腎炎について
先日亡くなったゴンは、好きなものを食べさせていました。
とはいっても、キャットフードが中心。
1日2回の食事を中心に、おやつと言って午後にカリカリを少々。。。
ゴンパパが夕食を食べていると必ずそばに来ては甘え、その甘えぶりに負けてお刺身等等・・・・

現在の凛と毬藻は1日2回のキャットフードのみ。
この二回は可能な限り定時に与えています。
これは、ゴンから得た教訓が元になっています。

やはり人間が美味しいと思うものは当然ニャンコだって美味しいんです。
一度味を覚えさすともう大変!
でもそこが落とし穴。
病気になったときに食べて欲しいものを食べてくれないんですよね。
それに人間が食べてよいものでもニャンコに悪いもの沢山あるし。
例えば、カリウムやナトリウムなど人間の摂取するレベルでは問題ない食材もニャンコにとっては良くないものって意外と多いんです。
人は味が薄くなったり、濃くなったりするとあまり食は進まないですよね。
ゴンは進まないんではなく、全く食べませんでした。
ゴンが食べて来た物。カリカリ、薬問わずゴンパパも味見しましたが薬ならびに療養食の類は一般のフードに比べると実に美味しくない。。。

凛は今、毛並みが綺麗になるという食事を食べていますが、お医者さんと相談して色々なものを食べさせましょうということで、少しづつブレンドさせて好き嫌いを無くさせています。
毬藻も子供用のでしかり。
食材が色々なものを食べさせて食に対して抵抗がないようにしていってます。

アメリカ、欧州の方がペット歴が長いので病院からもらうお薬は意外と海外物が多いことに気が付きました。
そして海外物は主材料が魚ではなく、お肉なんですね。
ターキーだとか・・・・
ゴンにカリウムを飲ませていましたが調べるとそれがフランス製だったりとか・・・

ゴンの時から通っている動物病院では多種多様のサンプル品をいただけます。
大変ありがたいことです。

ゴンは最後、甘海老しか口にしませんでした。
腎炎用のカリカリは一切口にしませんでした。

元気な時は全く気にしないんですが、やはり体調を崩した時のことを考えると
キャットフードしか食べさせないようにしようというのが我が家の現在の方針です。

凛の食事は1回、50グラム。
毎朝9時と夕食は19時の二回。
最近おねだりを覚えてきましたが、心を鬼にして一切与えていません。
また、ゴンの時のようにお腹がすいたと言って超早く朝起こされることもありません。
体重は2キロありませーん。

健康な猫 腎炎の猫 -おしっこ比較編-

2006-03-03 08:08:03 | 猫の腎炎について
先日新しい家族が増えたのはブログをごらんの皆さんはすでにご承知の通り。

当然排泄するわけなので、砂を用意したんですが、りんはその砂を食べちゃう。
なので、ペットシーツに変更。
そこで、気が付いたことが・・・

ゴンママ
「ねー!ちょっと来て来て-。」
ゴンパパ
「あんだよ---。」
ゴンママ
「これこれ。」
ゴンパパ
「ん???」
ゴンママ
「おしっこの色!」
ゴンパパ
「ほぉう!!」

すっかり忘れてました。
元気な子のおしっこは、匂いもそうだが色も無色ではないんですね。
ペットシーツだからよく確認できたのかな。

匂いもそうですが、人間と同じくおしっこの色からも猫ちゃんの体調を確認できますね。

慢性腎炎猫 【命の水】

2006-01-26 10:17:13 | 猫の腎炎について
点滴ニャンコ・・・と言ったものの点滴や腎炎の薬については今まで何も書きませんでしたね。
今回はゴンの命をつなぐのに「キー」になっている点滴のそのもののことを書きます。

腎炎の猫は水を飲んでも飲んでもそのまま排泄されてしまうと言うことは以前書いたとおり。
それを補うのが点滴なんです。
体内の水分が足りてるかどうかは猫の皮膚をつまみ、パッと離して皮膚の戻るスピードを見る。
この手法が一般的なようです。
ゴンの場合は当然のごとく戻りが非常に遅い。
家にはクーちゃんという通い猫がいるのですが(餌だけ食べに来る。。。)その子にそれをやるとパーンと皮膚が戻っていきます。
いわゆる「張り」がないんですね。お肌の張りが・・・
ゴンの腎炎はかなり進行しているので、ほぼ毎日点滴を入れていますが、体内にまだ残っているようであれば点滴を入れる量・時間の間隔を調整しています。


左から針とチューブ・消毒液・脱脂綿・点滴(250ml)これで1セット

点滴をするとしないとでは大違いで、ちょっとタイミングを間違えてしまうと食欲が落ちたり、ふらついたりしてしまうのですぐにわかります。
要は老廃物が溜まり、排出しきれないんでしょうな。。。
その結果体がダルダルモードになってしまう。

腎炎の初期症状の猫ちゃんも点滴はするようです。(頻度は違いますが・・)
適切に点滴をするだけでも血液検査の結果が違ってきます。

腎炎の猫ちゃんにとって点滴はまさしく「命の水」と言えるでしょう。

猫の腎炎について  -行動-

2005-12-14 13:05:00 | 猫の腎炎について
それはある日突然でした。
歩く時、前足がびっこ引いていたんです。
「猫のくせにどこかで足をひねったか?ゴンママの踏まれたか?」
ゴンママに聞いたら「身に覚えの無いこと!」きっぱり。。。
猫が足をくじく。まさかねー。
暫く様子を見ましたが、2日くらいすると元に戻りました。
あまり時間をあけずにまたびっこを引き始めたんです。
「どしたー?」って聞いても、
「にゃー」の一言(当たり前か

どうやら食事も減り、水分もうまく体内に吸収されないためこの頃から体がだるかったようです。

我が家は2階建てでゴンは行ったり来たり良くしていたんですが、2階に殆ど来なくなったのもこの頃。。。
ホントにだるかったんでしょうね。

そして、その日はやってきました。
見るからにぐったりしていたんです。
箱すわりしているんですけど、首が据わらず床から頭を上げられないんですね。

速攻で病院へ。

結果はカリウム欠乏でした。
生死の境をさまよっている状況で、「よくもっていたわねー!!!」と獣医さんに言われたのです。

腎炎を患うと吐き易くなるそうですが、食が細くなり水分も足りない為
吐いてしまうとなおさらそれらが排出されてしまうとのこと。
ゴンもぐったりする前には2回ほど吐きました。
最後のサインだったんですね。

お医者さんから、カリウム、電解水をもらい与えたところ
しょげた草花にお水を上げると数時間後に元気になるのと一緒で
徐々にゴンも元気になっていきました。
と言っても首が傾いてまっすぐに治るまで1週間くらいかかりましたね。

お医者さんが言うには、常に貧血状態とのこと。
食欲も女性の妊娠初期の頃のつわりのように食べたくても食べれない状態だそうです。

今では上の写真のように体全体手入れするとまではいきませんが、点滴とカリウムと電解水のおかげでだいぶ元気になりました。

行動がおかしければせめて電話でも良いのでかかりつけのお医者さんに相談したほうが良いと思います。
ゴンの場合の変化の時系列としては
食欲が落ちる→水を欲しがる→排泄物がおかしい→行動がいつもと違う
でした。

猫の腎炎について -排泄-

2005-11-29 08:14:58 | 猫の腎炎について

前回は入る側のお話をしたので、今回は出る側の話を・・・

みなさんトイレに行かれて、おしっこした時その匂いとか、色とかが何かいつもと違うと気になりませんか?
「最近疲れているからなー」って言う時とか、ビタミン剤とか栄養ドリンクとか飲むと普段と違いますよね。
人間は自分自身で気が付くことが出来ますが、猫はそうはいきませんよね。
(仮に気が付いていても対応が出来ないでしょう・・・)
実際猫を飼われている方はご存知の通り、猫のおしっこは慣れない人にはそりゃーもう
くっさいの一言!
(猫は体臭が無い分排泄物が臭いと聞いたことがありますが・・)

で、話を元に戻すと、腎炎にかかると腎臓の機能が低下するため、毒素が尿と一緒に排泄されづらくなり、おしっこの臭みが薄れてきます。(病気の進行具合にもよるでしょうが、これほんと!ゴンの場合は殆どにおいがしなくなりました。)
「あれー・・・トイレの掃除が最近臭くなくて楽だわ☆」なーんていっている場合ではなく、腎臓が十分に機能していない!っていうサインなんですね。
それと、おしっこの量が多くなります。飲んだお水が体内に溜まらずストレートに排出されます。
「最近トイレの砂の消費が多くてお財布辛いわー・・」とか感じたら、よく観察してみてください。この状況はいわゆる脱水症状なので、すぐに病院へつれていかれる事をお勧めします。っていうかマッハで連れって行ってください。
食事の時のようにちょっとした変化を感じてあげることが大事です。

 治療前、ゴンはトイレやお風呂場、台所などあらゆるところで水を飲み始め、僕らにもひっきりなしに水を欲しがって来ました。。。もちろん、おしっこもよくしますよ。

 


ねこの腎炎について  ―食欲―

2005-11-24 23:25:36 | 猫の腎炎について
このブログを立ち上げた一つの動機は、意外にも猫の腎炎について知らない方が多いと聞いたので、「大切な家族の異変に早く気付いてもらうためには」との思いがありました。
(実際私たちもまったくその事には無知でした。。。) 

はじめに・・・・
猫は腎炎になりやすいと言う事だけ覚えておいて下さい。
ゴンと接していて異変に気がついていった事ひとつひとつお知らせしていきたいと思います。
あくまでもゴンを見ていて気になった事(獣医さんではいので・・・)なので、他の猫にはあてはまらないかもしれませんが参考にはなると思います。

今回は食欲について。
ゴンは長年食べ続けていた銘柄のご飯をある日突然食べなくなりました。
新しいのを与えても長続きしませんでしたね。
ゴンママもゴンの嗜好がコロコロ変わるので、安い時の大量買いをしなくなったほど、コロコロと変わりました。
気がつくと以前見向きもしなかったドライフード(うちではカリカリと言ってます。)を食べるようになっていました。その頃は「同じ物を毎日食っていれば飽きるんじゃない」位にしか考えていませんでした。
しかし、気がつくと食べる量が減ってたんですね。それも少しづつ・・・1缶まるまる食べてた勢いがあまり食べなくなり、少しづつ与えるようになり、嗜好がコロコロ変わり、ガツガツ食べなくなってきた。。。ウエットタイプについては新鮮なものしか口にしなくなりました。
まず、食欲がなくなってしかもそれが続くようであれば、腎炎を疑ってもいいかもしれませんね。
かかりつけのお医者さんもおっしゃっていました。
当たり前のようにキャットフードを与えてましたが、ちょっとしたことでもそれが続くようであれば病院に連れていってあげる事も考えてあげた方がいいのではないでしょうか。

ゴンの場合は、欲しい欲しいと甘えてきても、甘えるだけで量を食べなくなっていきました。