がんばりよ健太

昨夜、そろそろ寝ようかなぁと思った深夜０時、国営放送で再放送の人間ドキュメント「がんばりよ健太　１２歳の旅立」が始まった。ちょっと見たら寝るつもりが、結局最後まで見てしまった。うかつにも見終わるとじ～んと涙がでてきた。

健太くんは、脳性マヒで障害があり車椅子での行動だ。兄弟は兄２人、妹３人の６人兄弟。おかあさんのコメントの中でで、今まで一生懸命リハビリすれば歩けるようになるかもしれないと言い続けてきたが、ある日、いくらリハビリしても歩けないかもしれないという事実を告白する。言わなければならない、おかあさんも辛いけれど、今までがんばればなんとかなると思っていた健太くんにとっても厳しい。

健太くんの上の兄はいつも健太くんをお風呂に入れてあげる。お風呂の中では普通の兄弟のように、お互い言いたい放題だったりするけれど、ちゃんと面倒をみてあげている。

健太くんは中学になったら寄宿制の養護学校に通いたいと言い出す。健太くんはいつもおかあさんの役に立ちたいと思っていて、自分が自立することが役に立つことのひとつだと考えている。兄も母も反対するけれど、健太くんの意思は強く、春になって月曜から金曜まで、寄宿舎で身の回りのことをしながらの新生活が始まった。

離れて暮らすことに一番悲しんでいたのは、健太くんのお母さん。たくさんいる兄弟にわけへだてはないだろうけれど、人一倍手のかかる子供はいつまでも赤ちゃんのようにかわいいのだろう。１２歳で自立を考える健太くんはごくごく自然な子供の姿だ。

この健太くんの１年後、「がんばりよ健太、１３歳」がこ１２日金曜夜１０時より国営放送で放送される。１年後、健太くんに新たな試練が訪れる。ぜひご覧ください。