■「赤後家の殺人」は密室殺人の謎ばかり取り上げられるけれど、
プロットのヒネリ具合が評価されないかねえ。カーの真髄はそこだと思うんだが。
★HM卿の謎解きが長くてややこしいから、飛ばして読んでいるんじゃないでしょうか。
■犯人が現場(屋敷)にいなければならない、と読者に思い込ませるための密室殺人なんだが……
★それ以上はネタばれですよ。
■M・L・ルノートル、とカー本人が出典を書いているけれど、
G・ルノートルではないだろうか。本名テオドール・ゴセラン、
フランスの歴史家でフランス革命、特に恐怖の統治を扱った多数の作品を書いた、とあるよ。
白水社新書でフランス史の翻訳が出ている。
★まだ買っていないけれど、新訳「連続自殺事件」について、
藤原編集室氏のtwitterで「ペピーズはピープス(「ピープス氏の日記」)だろう」
と書いていましたよ。
■おお、あのペピーズって誰かと思っていたけれど、ピープスだったのか。
旧訳「連続殺人事件」が出たころは、「ピープス氏の日記」なんてまだ無名だっただろうからなあ。
新訳「連続自殺事件」と中公新書「ピープス氏の日記」を並べておくと一緒に売れないかね。
★「赤後家の殺人」の新訳が出た際には、「死刑執行人サンソン」(集英社新書)と一緒に並べておきたいですね。
■クイーン「ダブル・ダブル」の新訳の予定があるそうだが、
じつはライツヴィル・カルテットの中で一番好きな作品なんだ。
もちろん「災厄の町」は傑作だけど、
個人的には4作の中では「フォックス家の殺人」が一位だと思う。
それはともかく、「ダブル・ダブル」が出るまでにハドスン「緑の館」を読もうとか思って。
★昔、新潮文庫に入っていましたよね。岩波やちくまでも出ていました。
■そんなころは気にもしなかったけれど、とっくに絶版だ。
クイーン本人が「ダブル・ダブル」の中でネタにしたことを書いているからさ。
ところで、「ダブル・ダブル」の中で、数え歌が二種類ある、という展開になるだろう。
★ラストの方ですね。
■あれは横溝正史「悪魔の手毬唄」で、手毬唄に二つの系統がある、
というプロットに借用されていると思うんだ。
★なるほど、でも本人は「僧正」に挑戦してとか……
■探偵小説作家が自作のネタばらしをするかな。
それに「悪魔の手毬唄」は「九尾の猫」にインスパイアされたと……
★ですからネタばれですって。
■正史は「エンジェル家の殺人」を二流だと思っていた(「探偵小説五十年」(P203)らしいけれど、
「幽霊男」のラストは「エンジェル家の殺人」のままだよね。
★「幽霊男」はエログロであまり好きでは……、
それでも飽くなき探偵小説愛のなせる技なのでは。
「赤後家の殺人」の話でしたよね。
■ギロチンについての原注が「M・L・ルノートル氏の名著『ギロチンと断頭台』」となっていたのだけれど、
ギロチンが明治維新の際に日本へ輸入された、という発端が山田風太郎の「明治断頭台」。
★あれ面白かったです。美女もギロチンと一緒に来ちゃう。
■「徳川セックス禁止令」を思い出したよ。時代は違うが。
★なんですか、それ。
プロットのヒネリ具合が評価されないかねえ。カーの真髄はそこだと思うんだが。
★HM卿の謎解きが長くてややこしいから、飛ばして読んでいるんじゃないでしょうか。
■犯人が現場(屋敷)にいなければならない、と読者に思い込ませるための密室殺人なんだが……
★それ以上はネタばれですよ。
■M・L・ルノートル、とカー本人が出典を書いているけれど、
G・ルノートルではないだろうか。本名テオドール・ゴセラン、
フランスの歴史家でフランス革命、特に恐怖の統治を扱った多数の作品を書いた、とあるよ。
白水社新書でフランス史の翻訳が出ている。
★まだ買っていないけれど、新訳「連続自殺事件」について、
藤原編集室氏のtwitterで「ペピーズはピープス(「ピープス氏の日記」)だろう」
と書いていましたよ。
■おお、あのペピーズって誰かと思っていたけれど、ピープスだったのか。
旧訳「連続殺人事件」が出たころは、「ピープス氏の日記」なんてまだ無名だっただろうからなあ。
新訳「連続自殺事件」と中公新書「ピープス氏の日記」を並べておくと一緒に売れないかね。
★「赤後家の殺人」の新訳が出た際には、「死刑執行人サンソン」(集英社新書)と一緒に並べておきたいですね。
■クイーン「ダブル・ダブル」の新訳の予定があるそうだが、
じつはライツヴィル・カルテットの中で一番好きな作品なんだ。
もちろん「災厄の町」は傑作だけど、
個人的には4作の中では「フォックス家の殺人」が一位だと思う。
それはともかく、「ダブル・ダブル」が出るまでにハドスン「緑の館」を読もうとか思って。
★昔、新潮文庫に入っていましたよね。岩波やちくまでも出ていました。
■そんなころは気にもしなかったけれど、とっくに絶版だ。
クイーン本人が「ダブル・ダブル」の中でネタにしたことを書いているからさ。
ところで、「ダブル・ダブル」の中で、数え歌が二種類ある、という展開になるだろう。
★ラストの方ですね。
■あれは横溝正史「悪魔の手毬唄」で、手毬唄に二つの系統がある、
というプロットに借用されていると思うんだ。
★なるほど、でも本人は「僧正」に挑戦してとか……
■探偵小説作家が自作のネタばらしをするかな。
それに「悪魔の手毬唄」は「九尾の猫」にインスパイアされたと……
★ですからネタばれですって。
■正史は「エンジェル家の殺人」を二流だと思っていた(「探偵小説五十年」(P203)らしいけれど、
「幽霊男」のラストは「エンジェル家の殺人」のままだよね。
★「幽霊男」はエログロであまり好きでは……、
それでも飽くなき探偵小説愛のなせる技なのでは。
「赤後家の殺人」の話でしたよね。
■ギロチンについての原注が「M・L・ルノートル氏の名著『ギロチンと断頭台』」となっていたのだけれど、
ギロチンが明治維新の際に日本へ輸入された、という発端が山田風太郎の「明治断頭台」。
★あれ面白かったです。美女もギロチンと一緒に来ちゃう。
■「徳川セックス禁止令」を思い出したよ。時代は違うが。
★なんですか、それ。
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