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ミステリも範疇だとは

2007年10月06日 | ミステリ
石上三登志という人は映画評論家(アニメ・マンガ評論も)と思っていたのだけれど、ミステリも範疇だとは思いませんでした。

どうもどこかで読んだような話が。

クイーンのドルリー・レーンシリーズ全体を「実は○○○が犯人」である壮大なミステリ、という話もたしか正史がエッセイに書いていたような気がするし、フィルポッツについても乱歩が書いていること以上のことは何もないし。カーの「三つの棺」について小説への放棄とまで書いているんですね。【密室講義でフェル博士が「探偵小説の中の人物」と発言していること】

故都筑道夫と「最近出た未訳の探偵小説のほとんどがつまらなかったこと」【国書刊行会の世界探偵小説全集のことか】と話していた、のは同感。

【名探偵たちのユートピア 黄金期・探偵小説の役割 石上三登志著 東京創元社】
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