ウルトラセブンＸの「Ｘ」って何。

『ウルトラセブンＸ』という番組が始まりました。地元ＣＢＣが制作なので、ひいき目に見ようと思っているのですが、どーもいけない。
なぜに今頃『ブレードランナー』の真似？　水のイメージも手垢のついたような演出で首をかしげたくなります。

主役が失くしたアイデンティティを求めつつ、状況の中であらがうというのは、ディックをはじめＳＦの（でなくとも冒険小説一般に）よくある話ですが、「ウルトラセブン」にその設定が必要なのでしょうかね。

『ウルトラマンマックス』『ウルトラマンメビウス』で検証されたのは、「ヒーローの持つヒーロー性に疑問をはさむ余地はない」ことで、その前提のうえに物語が構成されていたわけです。それでなんとか「ウルトラシリーズ」が持ち直しかけていた（と思う）のに、またこんな話ですか。

最後まで観ますけど、化けるような展開だったら拍手喝采！