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迷走パズル

2012年10月03日 | ミステリ
思っていたより面白かったです。もうしわけない。
俳優パズルも読んでみます。
面白いと予想できなかった理由、
パトリック・クェンティンが本格を書いていたとは知らなかった。
昔創元で出ていたのは後期のサスペンスものだったので(猫マークだったはず)。
ネタばれ
探偵役が失敗するところ(謎解きが二段構えになっている)。ここまで

面白いと思った理由、
冒頭数十ページでネタ割れしたと思ったら、まんまとミスディレクションにだまされました。
プロットをどこまで捻ってくる著者か分からないとこうなります。
文体が軽めなので「軽本格」っぽいのですが、ミステリとしては手がこんでいますね。
いまいち諸手をあげて誉められないのは、
療養所内部のドラマ部分がつまらないので。キャラクターが書き割りみたいです。

■迷走パズル パトリック・クェンティン著 創元推理文庫
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