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わが名はレジオン

2009年03月01日 | SF
サンリオSF文庫に入っているゼラズニイはいい選球眼ですね。
「影のジャック」「ロードマークス」「怒りの神」
そしてこの「わが名はレジオン」

連作中篇集ですが、ゼラズニイは長編より短編、中篇のほうが似合うような気がします。
「レジオン」の中の目玉はヒューゴー・ネヴィラ受賞の「ハングマンの帰還」です。
クライマックス寸前から書きはじめ、過去に戻り、またクライマックスに戻る作法はいまや陳腐かもしれませんが、最初に読んだときはかっこよかったなあ。
一人称ハードボイルドミステリのマナーで、
しかもテーマはAIにおける創造主の立ち位置、とでも。
アクション場面も忘れていませんし。

【わが名はレジオン ロジャー・ゼラズニイ著 サンリオSF文庫】
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