一人ですけど、なにか？

ずっと留学生に囲まれてきた私ですが、幸運にも、アメリカ人の友人が数人います。そのうちの一人が、今日、ハワイ大学を卒業するというので、その卒業式に参加してきました。参加というか、観覧ですが。。。

ハワイ大学は1年に2回、入学と卒業があります。日本とちがって、チャンスがあってなによりです。卒業式の日に、卒業生が外でワイワイしているのは何度か見かけたことがありましたが、実際に式を見るのは初めてでした。

で、その卒業式。かっちょよかったぁ～☆

日本の卒業式とこんなに雰囲気が違うのは何故だろう。。。まず、ハワイ大学の場合、でっかいStan Sheriff Stadiumという、小さいドームがあるので、そこで行います。ここは、普段、バスケやバレーボールの試合をする場所で、観客席も、本格的です。こんな感じ(式の前)↓


下の段の客席は、ほぼ満員で、座れなかったので、自分は上のほうの座席で見ました。しかも、一人で。だって、友人は卒業でしょ。友人と共通の友達いないし。。。


いよいよ式典開始です。音楽に合わせて、卒業生が入場します。よく、アメリカ映画で目にする、ローブに学者帽子？をかぶります。黒のローブが博士号と修士号の人たち。緑が学士号です。





観客は、自分の娘、息子、友人を気づかせようと、必死に叫びます。聞こえるはずがありませんが日本は、式の間は静寂を保つのに、アメリカは、声を上げたり、持ってきた笛を鳴らしたりと、エキサイティングに盛り上がります。

アメリカ国家と、ハワイ州の歌？を歌い、式典が始まります。アメリカ国家のときに、脱帽を要求されているのに、半分くらいの学生が脱帽をしなかったことに、ちょっと意外性を感じました。そして、ここで驚いたのが、式典に、手話通訳(下・写真手前。黒い服の女性)がいること。式典を進行する人も、ローブと帽子をかぶること。です。少なくとも、私の出た日本の大学では、手話通訳なんぞ、いませんでした。



ハワイらしく、ハワイ関係の学部の卒業生が、歌声を披露します。



そして、兵隊さんも登場です。日本は、軍隊を持っていないので、こういった行事は無いかと思います。思わず、写真を撮ってしまいました。



偉い人たちがお祝いの言葉を述べた後、いよいよ、卒業証書授与です。一人ひとり、テンポは速いですが、ちゃんと名前が読み上げられます。日系の名前がやはり多かったです。読み上げていた人は、大変そうでした。そして、名前が読み上げられると、その友人やら家族やらが、多いに歓声をあげます。



天井の巨大モニターも5つくらいあり、大活躍でした。


そんな感じで、大盛り上がりで、格好良く卒業式は終わりました。自分も、立派に卒業するぞ～～～！！と、気合が入ったのは事実です。

さて、式は終わり、友人から卒業パーティーの誘いがあったので、夜、行ってきました。行き先は、ハワイアンフードのレストランでおなじみ、The Willowsです。そして、ここでも一人でした。卒業した友人以外、まっっったく知りません。しかも、もちろん、ジャポネーゼ(日本人)は私ひとりです。全員、アメリカ国籍。。。こりゃあ、久々に自分の能力が試されます。

卒業した友人が、フラの先生ということもあり、なんだかフラの世界では、大物っぽいポジションの人が何人かいました。食事の前のお祈りも、ハワイ語で、何を言っているのか、さっぱりです。まあ、ハワイ語なので、わからないのは気にしませんが、初対面のアメリカ人がこんなにたくさんいると、さすがに緊張しました。せっかく、話しかけてくれているのに、うまく答えれなくて、発音も上手ではないので、『？』ってな顔を何度もされました。幸いにも、アジアに興味のある人が何人かいたので、その人たちと、楽しく会話をすることができました。でも、みんな、誰かしらとペア来ているので、なんだか一人はきつかったですが、いい経験になりました。

というか、自分は、よく昔から一人になります。子供のころから、一人でクラブ活動をするはめになったり、ひとりで委員会に行かされたり、学校祭も、一人で準備したり、大学も、研究室では同級生の中で紅一点でした。教育実習だって、一人でした。農業実習も一人でした。そして、ハワイ大学の第二学士生も、自分の学部では自分1人です。

相変わらず、なんでも一人になる運命にあるようです。それでも、平気で前に進んいる自分は、図太いなと思います。

一人ですが、なにか？