アロハなひととき

気になる印刷ショップの社長のアロハな日々。

星めぐりの歌

2014-11-26 17:25:04 | 音楽
このあいだ観た、高倉健主演の映画「あなたへ」にこの歌が歌われていた。

「星めぐりの歌


あかいめだまの さそり
ひろげた鷲の  つばさ
あをいめだまの 小いぬ、
ひかりのへびの とぐろ。
オリオンは高く うたひ
つゆとしもとを おとす、

アンドロメダの くもは
さかなのくちの かたち。
大ぐまのあしを きたに
五つのばした  ところ。
小熊のひたいの うへは
そらのめぐりの めあて。

調べてみると
「 宮澤賢治のすべての歌曲のなかで、おそらくもっとも親しまれているのが、この「星めぐりの歌」ではないでしょうか。

 彼の最初期の童話「双子の星」では、「空の星めぐりの歌」に合わせて銀の笛を奏でるというのが、チュンセ童子とポウセ童子の毎晩のつとめでした。下の歌詞は、この童話のなかで登場しています。
 また、晩年の「銀河鉄道の夜」においても、子供たちはケンタウル祭の夜に、みんなで「星めぐりの歌」を唄うことになっています。ジョバンニもカンパネルラも、物語のなかで何回か、この曲を口笛で吹きます。その響きは、ある時は「高く高く」、ある時は「さびしそう」で、作品の舞台における重要な小道具になっています。」ということらしい。

20歳過ぎで結核と診断され、あと15年と宣告された宮沢賢治。
猛烈に童話を書き、農民のために尽力して世を去った賢治の寂しさと夜空の星の神秘的なまたたきが交差する歌だ。

山で星を見ながら歌いたいものだ。
正月にはまた山に行こうかな……