その1
私は今大阪維新に多大の関心を持ってます。大阪市でも時代の要請によって、今まで外郭団体や職員労組OB団体に任せていた駐車場が14カ所も在ったそうですが・・・これを民間会社に管理業務を切り替えたそうです。その結果・・06、07年度の2年間で計約3億円の増収になっていたとの事です。これを見ると、労組OBもこのような仕事にも権益を伸ばしていた事がはっきりしてます。
この結果から、大阪市では「今後も民間委託を進めたい」と言って従来外郭団体や職員労組OB団体からの決別を言っているように感じます。何しろ多額の借金に悩む市側は06年度から、増収を図るためには、一般競争入札で賃貸料を競わせる方式の方が公平で、賃貸料アップの面からもこの方式に転換したようです。
大阪市の公表によると、増収幅が最も大きかったのは旧梅田東小跡地の梅田東駐車場(北区、102台)。07年度の賃貸料は1億9150万円で、前年度の収益の2.32倍になったそうです。これの元の委託主はどこだったのかしら??
まだまだ在ります。従来はOB団体が管理していたそうですが・・市役所の地下駐車場(261台)の管理も民間に管理を依頼したそうです。それによって、同年度に6058万円の使用料が入り、市の収入は2.13倍に増えたとの事です。 このような例はきっと多くあると思います。良く問題になっていた清掃事業などもこの際民間委託してはどうでしょうか??
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兵庫「調整型」大阪「劇場型」 行革プラン比較(神戸新聞) - goo ニュース・・その2
ここの同じように財政悪化に苦しむ兵庫県と大阪府の場合、その手法が大分違うようです。両県とも、今年は相次いで大幅な予算削減を伴う行革プランを公表しました。計画策定には兵庫の井戸敏三知事と大阪の橋下徹知事の手法は大きく異なるようです。
兵庫県井戸敏三知事は、関係団体と非公開で協議を重ねる「調整型」に対して、大阪府の場合は、メディアを巻き込み交渉の場を公開する橋下知事の「劇場型」・・・だと言われてます。
両県とも収入に対する借金返済の割合を示す実質公債費比率は、兵庫が都道府県中ワースト2であり・・大阪府も、早期健全化団体に転落するほどの財政は危険水域に達してます。
兵庫県は「新行革プラン」として二月に第一次分を策定したそうですが・・・現在は二次案の取りまとめを早急に取り組んでいるようです。しかし非公開の為か?問題点と改善点などが見えません。
これに対し、大阪府は今月上旬には、「大阪維新プログラム」と銘打った行革案を発表いました。
兵庫県では、行革を本格化させたのは昨年秋からだそうですが・・関係団体代表らを含む有識者会議の会合を公開との事ですが・・・それ以外の協議は「非公開公開して互いに言い分を言い合うだけでは、単なるセレモニーになる」との井戸知事の考えに基ずいてとの事です。
その結果、県の補助削減で負担が増える市町や関係団体などから反発はあったそうですが、いつもの通り、県は担当者レベルで調整したそうです。策定大詰めの一月、公開で市町長との懇話会を開いた結果、すでに双方が落としどころを見極めていたため、激しいやりとりはなかったそうです。
一方、大阪府の橋下知事は知事直属のプロジェクトチームの行革試案に猛反発する庁内各部局や市町村、関係団体との協議を積極的に公開し、問題点を府民にも知って貰おうという手法のようです。いわば府民参加型・・
「私たちが何か悪いことをしたのか」・・この発言自体・・大阪府の置かれている財政状態より自己の生活優先・・が感じられます。これは給与カットの労使交渉で怒りをぶつける組合の発言です。また、補助金削減に「非現実的だ」と憤る市町村長・・この様な認識しかない自冶体首長は何とかして従来の方式にしがみついて改革をしようという姿勢が見られません。
テレビカメラの前で、「改革は今しかない」と涙ながらに訴える橋下知事の姿に、行革に対する府民の関心は一気に高まったと言われてます。
この両県の行革プランの期間についても・・・兵庫が十一年であり、大阪は三年と短期・・兵庫県はあくまでも激変を避けソフトランディング型・・と、「先ず出血を止める」短期集中の大阪府の橋下知事・・・旧自治省出身の井戸知事と弁護士でタレント出身の橋下知事とのスタンスの違いが、ここにも表れています。
ただ、すでに労使交渉が妥結した兵庫に対し、組合が猛反発する大阪は交渉が続いています。また、退職金の削減率は、知事が大阪50%、兵庫20%。大阪は都道府県で初めて一般職員の退職金削減も盛り込んだ点が大きな違いです。
兵庫は議会の提案を受ける形で、削減を〇八年度から〇九年度に先送りすることを表明。大阪の場合、市町村がすでに制度を実施している〇八年度途中からの提案だったことから大きな反発を招いた結果、〇九年度に先送りで決着したそうです。
これら両県知事の行政手法について、
慶応大教授(前宮城県知事)浅野史郎氏が・・・ リアルタイムの情報公開している、「オン・ザ・テーブル」で見えるように議論する大阪府の橋下知事の手法を積極的に高く評価して居ります。
浅野氏は「論点が府民にも見えているから、財政再建案の具体化をこれから審議する議会も、府民を意識せざるを得ないわけです。安易に反対すると・・・府民から何を言われるかを意識するようになる・・つまり議論をオープンにする方が、いろんな面で進めやすいと思う」と言ってます。
それと、「ほかの知事と比べて、行革にかける「本気度」が橋下知事は抜きんでていると感じる。橋下さんは赤字体質を立て直す、これだけのために知事になった。「こんな事業をやりたい」というのではない。行革をするためだけに知事になった。その一点突破。そういう本気度が早い時期に伝わったから、一般の職員もかなり協力的になったのでは、とみている」これが浅野氏の橋下行政の支持率にもはっきりと出ています・・・

6月24日・・別名七変化の「アジサイ」。花言葉は「乙女の愛」「移り気」
◎ 町作り研究会・・帰ってきました。太子様