2016年3月24日(木) オフの日

2016-03-24 22:24:49 | 日記
今日はオフの日。

疲れが抜けなくて、低調な一日だった。
昼過ぎまで寝て、あとはなるべく体力を使わないようにして過ごす。

お彼岸を過ぎたのに、今日は真冬のような寒さ。
この気温変動の激しさも身体には応えるように思うが、
自分には生温かい春の気候よりは、まだ寒い方が合っている。
これから4月5月は要注意と心得ておくべし。


さて、ベルギーのブリュッセルでまたテロ事件が起きた。
イスラム国が犯行声明を出したそうだが、
「自分たちがやったぞ」とわざわざ犯行声明を出すってなんかおかしくないか?
背後に黒幕がいるような気がして仕方がない。

今年の1月8日に朝日新聞に寄稿した作家の中村文則氏のメッセージ。
やはりこれは今年の世界を考える上で非常に的を射たものなのではないか?
そう思えてならない。

僕達は今、世界史の中で、一つの国が格差などの果てに
平和の理想を着々と放棄し、いずれ有無を言わせない形で戦争に巻き込まれ
暴発する過程を目の当たりにしている。
政府への批判は弱いが他国との対立だけは喜々として煽る危険なメディア、
格差を生む今の経済、この巨大な流れの中で、僕達は個々として
本来の自分を保つことができるだろうか。
大きな出来事が起きた時、その表面だけを見て感情的になるのではなく、
あらゆる方向からその事柄を見つめ、
裏には何があり、誰が得をするかまで見極める必要がある。
歴史の流れは全て自然発生的に動くのではなく、
意図的に誘導されることが多々ある。
いずれにしろ、今年は決定的な一年になるだろう。


「大きな出来事が起きた時、その表面だけを見て感情的になる」ように
大衆を誘導するのが、まさにテレビというメディア。
支配者層にいいように利用されてしまっている。
願わくばテレビによって、日本が「一億総白痴化社会」になりませんように。


明日は遅番(10:30~19:30)です。


【時間も金もないので、どうせ読めないだろうけど、面白そうな本】

生命倫理の入門書として、
自分にはこの辺の本がいいのではないかと・・・。



『はじめて学ぶ生命倫理』
(著)小林亜津子
ちくまプリマー新書

医療が発達した現在、自分の生命の決定権を持つのは、
自分自身? 医療者? 親?
生命倫理学が積み重ねてきた、
いのちの判断をめぐる「対話」に参加しませんか。





2016年3月23日(水) 73日目

2016-03-24 01:16:54 | 日記
18回目の夜勤終了。

今回は3人体制で、施設の雰囲気も比較的落ち着いていた。
ナースコールも少なめだったと思う。

朝方、起きるのを強硬に渋る認知症の利用者さんが1人いたけれど、
それ以外は概ねスムーズに事が運んだ感じがする。

ただ、自分自身はやや風邪気味なのか、体調はいまひとつ。
左の肩が痛むって、もしかして五十肩?

今回一緒に夜勤をやったのは、2人とも20歳代前半の女性。
自分の娘みたいな年齢で若いよねー。
50のおっさんは明日の午後ぐらいまで回復できそうにない。


【時間も金もないので、どうせ読めないだろうけど、面白そうな本】

「看取り」対象だった利用者さんは、自分がオフの間に亡くなったらしく、
昨日の夕方出勤した時にはもういなくなっていた。
夜勤の時に死の現場に立ち会うのは精神的に相当しんどいだろうと思う。

こういう重い内容の本は、
精神的にも身体的にも余裕のある時でないと読めないだろうけど、
朝日新聞の書評を読んで惹きつけられるものがあった。



『岡村昭彦と死の思想――「いのち」を語り継ぐ場としてのホスピス』
(著)高草木光一
岩波書店

ヴェトナム戦争などで活躍した報道写真家として、
またホスピス運動の先駆者として、
「いのち」の現場を見つめ続けた岡村昭彦(1929‐85)。
彼が追い求めた理想のホスピス像とはいかなるものだったのか。
「尊厳ある死」とは何か、
「長くなった死の過程」をいかに主体的に生きうるか――
現代社会の切実な問いを解く鍵を秘めた岡村の思想と行動を鮮やかに描き出す。


朝日新聞書評記事