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サントリー美術館 『広重ビビッド』

ゴールデンウィークを期してサントリー美術館で始まった
『広重ビビッド』に行ってきました。
敢えて、祝日は回避して、平日の今日にGOです。
(あとで、この判断間違いだったなと・・・orz)※後述

午前にはゴールデンウィーク明けの用事が有ったので、
それをこなして午後からの訪問です。

歌川広重の〈六十余州名所図会〉全70点が一堂に会するということが売り。
しかも、会期中入れ替え無しなので、いつ行ってもすべて見ることが出来るし、
初期の頃の摺りなので、絵柄も見事です。
《さるはし》は、TV番組で見たことがあって、
「これが実物か!」と、思わず声を上げそうになってしまいました。

作品で描かれた場所の現在の様子も写真で示されていたりしました。
較べてみると、もちろん変わり果てているところがありますが、
「あ、結構そのまま」と言う所もあって、中々興味深いです。

そして広重といえば、〈名所江戸百景〉。
実は、こっちの方が馴染みがある作品が多いので、
印象には強く残っています。
なかでも、やっぱりゴッホにも影響を与えた
《大はしあたけの夕立》と《亀戸梅屋舗》ですよねぇ。
実物、実物!
特にポスターにもなっている《亀戸梅屋舗》は、
いま見ても、中々モダンだと思います。

広重以外の作者の作品も展示されていまして、
北斎と国芳です。

北斎の〈千絵の海〉と言うシリーズは初めて聞いたのですが、
中でも《五島鯨突》は、物凄く興味深いです。
五島列島での捕鯨を描いた作品だそうなんですが、
鯨を描いた浮世絵って、中々斬新ですね。
それと、長崎の五島列島で捕鯨というのは今では考えられないので、
そう言う意味でも非常に興味深いです。

あとは、国芳の《近江の国の勇婦お兼》ですかねぇ。
なんか、西洋絵画のようで、不思議な作品でした。

で、上述の間違いだったなぁと思った判断の件。
この展覧会の半券提示で料金が割引になるというので、
実はこの後、太田記念美術館で開催されている
『歌川広重 ~東海道五十三次と冨士三十六景』に
行ったんですが、その途中、新国立美術館を通りかかり、
ルノアール展をやっていることに気が付いたんですよねぇ。
そう!
平日に行くならば、むしろそっちでは無いかと思った次第。
ルノアール展の会期は、8/22まででまだまだ長いので、
より先に会期が終了してしまうこちらの展覧会に来たんですが、
混雑具合を考えたら、逆でしたよねぇ・・・orz








名称原安三郎コレクション 広重ビビッド
http://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2016_2/
会期2016年4月29日(金・祝)~6月12日(日)
会場サントリー美術館
当日観覧料一般1300円、大学生・高校生1000円、中学生以下無料
太田記念美術館で開催中の『歌川広重 ~東海道五十三次と冨士三十六景』との相互割引あり。
開館時間10:00~18:00(金・土は10:00~20:00)
※5月2日(月)~5月4日(水・祝)は20時まで開館
※いずれも入館は閉館の30分前まで
休館日火曜日
※5月3日(火・祝)、6月7日(火)は開館
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