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2024.7.28 『冷水山』(703m)  ついにこの日がやってきた!

 

 先日の28日は私の誕生日だった。

それも70歳という節目。

なっちまったよ、

とうとう70歳に!

還暦を迎えた60歳から、

早いもので10年が過ぎ去ってしまった。

その「還暦」にHiromiからもらったバッグも、

10年間毎日持ち歩き、

とうとう使えなくなってしまった。

すると今度は女房が革で作ってくれた。

構造はこれまでに使っていたバッグとほとんど同じ。

いれるものを減らしたので、

一回り小さくして使いやすい。

誠にありがたい。

 7月の繁忙期で、

この週と翌週は土曜日も出勤だ。

なのにこの貴重な日曜日が雨に見舞われた。

今シーズンはここまで何とか雨から逃れてきたが、

とうとう逃げ切れなくなった。

そこで70歳の記念登山は、

ホームグラウンドの夕張で、

『冷水山』に登ることとした。

 降りしきる雨の中を、

雨具着用で登る。

今回は作業道を利用せず、

最短のスキー場滑走斜面を登った。

時折エゾシカの「ピッ」、「ピッ」という甲高い声が、

広いスキー場に響き渡る。

この日はこの時期としては気温が低く、

20℃を少し超えたくらい。

そこに雨が当たるから涼しいところではあるが、

山登りと言う連続運動を続けて行くと、

やはり次第に暑くなって汗をかく。

70歳の誕生日なんだから、

少しはいたわってくれるかと思ったHiromiは、

相変わらずお構いなしに、

どんどん先を行く。

まあ、降りしきる雨が鬱陶しくて、

のんびり歩いてはいられないのもわかる。

 高度を上げるほど、

辺りを包むガスが濃くなって、

視界が遮られるようになっていく。

そんな中頂上を右手に見て過ぎ去り、

奥のゴンドラ終着駅へと向かった。

そして雨を避けられる広いところに入って荷をおろした。

ここで儀式。

70歳になっても、

体力、筋力、心肺機能がそのまま維持されるならいい。

しかし何をとっても、

全てがマイナス方向に向かって行く。

だから歳をとりたくないのよね~

とは言ってみても、

どうしたって加齢には抗えない。

まあ、70歳をひとつの区切りととらえても、

何も変わることなく、

身の丈に合った山登りを楽しんで行くことに変わりはない。

「ピンピンころり」となるか、

脚の不具合で歩けなくなるまで続けて行くことになる。

体に染みついた山登りを、

意識的に断ち切ることはできないのだから。

また、この先はいよいよHiromiに迷惑をかけることになるかもしれないが、

そこはよろしく頼むぜHiromi!

 下山を開始し、

下るほどに雨が小降りとなった。

しかし完全に止むことはなく、

駐車地に着いて後片付けをしていると、

また雨足が強くなった。

この日はHiromiに予定が入っていたので、

できるだけ早く帰らなければならなかったが、

途中でもう一つ登って帰ろう!

で、女房からのプレゼントは、

クリアアサヒ二ケース!

これが一番いい!

 

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