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2024.3.24 『北川奥』(528m)  静かなる夕張の峰

 月も下旬に入ると、

今の職場は繁忙期となり、

先週末からもう土曜日も出勤だ。

足下の雪が絞まるいい時期に、

週一休みはきつい。

しかしまあ、貧乏暇なし!

頑張って働きましょ!

一昨日の日曜日は、

夕張の山で楽しんだ。

「北川奥」にはこれまでに二度登っている。

いずれも積雪期で、

夕張市南清水沢から、

「熊の沢川」に沿って伸びる林道と、

その支流に沿って伸びる林道を利用し、

林道から尾根に取り付いて登ってきた。

そして今回はアプローチ地点を変え、

道々3号線で夕張に入る手前の錦沢で、

「大蛇の沢川」に沿って伸びる、

旧サイクリングロードを利用することにした。

要するに、

これまでは南側から攻めていたものを、

今度は逆の北側から攻めようということだ。

アプローチ地点には、

駐車スペースがないので、

「錦冬橋」手前の歩道に乗り上げて駐車した。

積雪期にこの歩道を歩く人は、

まずいないだろう。

旧サイクリングロードに下り立つと、

雪面は適度に締まって歩きやすい。

一直線のサイクリングロードを、

ただ黙々と歩いていく。

そして2kmほど歩くと、

サイクリングロードが、

水害で寸断された場面に出くわすので、

それを回避して右手の斜面を登った。

すると間もなくまたサイクリングロードに出る。

ここは二段或いは三段にロードが走っている。

そして、サイクリングロードから更にまた一段上がると、

今度は立派な林道に出る。

しばらく林道歩きとなるが、

ここは秋になると紅葉が美しいところだ。

林道が「大蛇の沢川」の源頭部辺りで、

大きく蛇行を始めたところで、

尾根に取り付いた。

尾根上には作業道が現れるものの、

直に下降を始め、

全く当てにはならない。

作業道を外れて尾根筋を進む。

誠にわかりやすい尾根筋は、

自動的に目指すピークへと誘ってくれる。

おまけになかなか雰囲気のいい尾根だ。

 広かった尾根は次第に狭くなり、

目指すピークの手前では、

東側に樹木がないポイントがあり、

夕張市街地の向こうに広がる、

夕張山地が美しい。

そんな風景を眺めて、

三等三角点「北川奥」。

南側から登るのも面白いが、

北側から攻めるのもまたいい。

ふと気付くと、

そばの小木に私製標識が付けられていた。

栗山町の「天狗山」(四等三角点・330m)や、

当別町の「金沢」(二等三角点・126m)に付けられているものと、

作者が同じであることがわかる。

まだ空腹感がなかったので、

すぐに下山を開始した。

本来は尾根筋を更に先へと進み、

周遊ルートとしたかったが、

この後予定があったので、

登路のルートをそのまま引き返した。

 下山となると、

太陽光が強くなり、

直射日光が当たるところでは、

徐々に雪が腐り出し、

スノーシューを取られることも。

それでも急下降ではHiromiが、

「楽しい!」を連発。

 快調に下って駐車地に戻り、

片付けを済ませ帰途に着いた。

素晴らしい天候の中、

週一登山が最高の条件の中で楽しめたことに感謝!

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