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2020.8.9 『リクンヌシ山』(429m)~『雷電山』(368m)  中日高の低山を登り歩くつもりも・・・

 今年の盆休み前半は、

中部日高の低山歩きをすることとし、

8日(土)の午後家を出て途中Hiromi を拾い、

一路新日高町三石を目指して車を走らせた。

今回は全て未踏の低山を抽出し、

天候も合わせて日々の山を選定することにした。

と言うのも、出かける前の天気予報が悪い。

日程の半分を雨にたたられることになっていた。

夕方『リクンヌシ山』麓に到着した。

9日朝は林道途中の駐車地で目覚めた。

出発前の予報によると、

この日は雨模様だったのだが、

運が向いてきたか、

起きるとなかなかよい天気。

贅沢を言うつもりはない、

降らないでくれればそれで良い。

 『リクンヌシ山』に登るためには、

浦河町荻伏から『神威岳』に向かう町道をひた走り、

ヒトツで元浦川を渡る「上野深橋」を渡って、

2kmほど走ると「ベッチャリトラシベツ川」に架かる、

「ツケナイ橋」手前から左手の細い林道に入る。

これを1.5kmほど進むと分岐となるので、

「ツケナイ沢林道」に入る。

すぐ近くに広い駐車スペースがあったので、

そこから歩くことにした。

 9日朝7時20分、駐車地をスタート。

少し歩くと鎖のゲートが現れた。

施錠されているので車はここまでだ。

その後林道はしばらく「ツケナイ沢」に沿って進む。

起伏がなく平坦な上緑が美しく、

辺りの風景を楽しみながらの歩行だ。

ただ一つだけのネックをのぞけばであるが。

そのネックとはアブだ。

肌に張り付いて血を吸うアブがやたらと多く、

それを振り払って歩くのが容易ではない。

ずいぶんあちこちを刺され、

痒くてしょうがない。

そんな林道も標高が250mを越えると、

沢の水量が極端に少なくなり、

急に斜度を増して高度を稼ぎ出す。

そして霧雨が降り出した。

この日の予報によると、

この地で雨はなかった。

「霧雨程度で終わってくれ」、

と願いながら歩を進める。

Co.300で分岐となり、

それまで北東向きだった進路を、

大きく変えて西向きとなった。

つまり高い位置で方向としては戻る形になる。

そして雨は本降りとなった。

但し、あたりを覆う広葉樹の葉が、

直接身体に当たる雨を避けてくれる。

しかしそれにしても雨は不快だ。

不快感を抱えながらCo.410で林道が終点を迎えた。

そこで藪突入を覚悟していたのだが、

この辺り特有の背丈の低い笹原が続いて助かった。

広い尾根の笹原は気持ちよく歩ける。

8時50分、『リクンヌシ山』(四等三角点:リクウンヌシ)

雨が降っている上、

樹木が多いので展望は利かないが、

なかなか雰囲気の良いピークだ。

このあと更に足を伸ばして、

もう一つの三角点を目指すことにした。

相変わらず背丈の低い笹が覆う広い尾根を進む。

こういう広尾根は帰路で方向を失いやすいので、

注意して風景を記憶しておくようHiromiに伝える。

またこの頃になると辺りをガスが覆いだした。

9時20分、四等三角点「雷電山」

問題なく二つの三角点を結べてホッとする。

そして相変わらず降り続く雨の中を復路についた。

復路はHiromiにルートファィンディングをさせた。

9時40分、再び『リクンヌシ山』。

淡々と歩く笹原も林道も、

雨が降っていなければ随分快適だろう、

と考えながら下る。

登路で群がってきたアブは、

その数がずいぶん減っていたので、

それほど気にすることもなく歩き、

11時05分、駐車地。

この後もう一座を予定していたのだが、

初っ端から雨にたたられて戦意を喪失した。

荻伏まで戻ってコンビニで昼食、

そして強い眠気に襲われて昼寝。

起きて天気予報をチェックすると、

中日高辺りはその後も翌日も雨模様となっていた。

全くモチベーションが下がり、

とにかくその地を離れたくなり、

平取まで戻って「平取温泉」で入浴。

その後富内まで移動して車中泊とした。

その夜天気予報を再確認し、

雨が続くということで翌10日の山行のあと、

一旦帰宅してリセットするという結論に達した。

 

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