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2017.1.14 『三角山(夕張)』(770m)

 

 今日は時間がないので、また夕張へ。

『夕張岳』から『芦別岳』方面の主稜線から離れた、

夕張市街地に近い山間部には、600~800m前後のピークがゴロゴロしている。

しかし、地形図に標高点名が記されているのは

『冷水山』、『鬼首山』、『鳩ノ巣山』と、この『三角山』だけだ。

ただ、名もないピークを踏破して行くのも大変面白い。

 

 『三角山』、『坊主山』、『丸山』などと名付けられたピークは、

北海道内にいったいいくつあるのだろう?

この夕張『三角山』に登るのは初めてだった。

と言うのも、道々夕張~岩見沢線のすぐ脇にあるため、

登行意欲がわかなかったからである。

ところがこの道々は冬季間通行止めとなることを知り、

それならば車が通らない車道を登って行くのも面白いと考えた。

道々は旧「メロン城」の入口でゲートが閉じられ、その先は除雪されていなかった。

旧「メロン城」入口にはもってこいの駐車スペースが有り、

ありがたく利用させていただいた。

 

 8時50分、駐車地をスタート。

そのままショートカットして急斜面を登る。

スノーシューを使用するには適度な雪質で心地よい。

Hiromiが急斜面と、そのトラバースで少々苦労するが、

問題なく着いてくる。

やがて一旦道々に下り立つ。

広い車道は真っ直ぐで気持ちが良い。

積雪期でなければ車が行き交う車道のど真ん中を歩いてゆくのは、

なんとも不思議な感じだ。

しかし、繰り返すが広くて気持ちがいい。

しばらく車道を歩いたあとは、またショートカットして一段上の車道を目指す。

この道々は最上部にある「丁未風致公園」(ていみふうちこうえん)に向かい、

大きく蛇行して伸びている。

それを思うと、誰でもショートカットしたくなるはずだ。

一段上の車道に下り立つと、あとは車道を進み、

9時50分、「丁未風致公園」。

車道をそのまま進み、右に大きくカーブした先で左手の斜面に取り付いた。

ここからは高度を上げるほどに南側の視界が開け、実に気持ちがいい。

そして10時20分、『三角山』頂上。

登って行くと樹木が多いため、視界が悪いかな、と思っていたら、

頂上でドーンと一気に視界が開け、西から南側の風景を遮るものがない。

更に少し奥に進むと、石狩平野が全て見渡せる。

これまでここに登らなかったことを後悔した瞬間だ。

 

二人してしばしそんな風景に目を奪われて立ち尽くした。

正直、予想をはるかに超える感動を胸に下山を開始。

「丁未風致公園」を少し下ったところで、

我々のトレースに従って登ってきた男女2名に出会った。

こんなところを目指して登ってくる人がいることに、少々驚いた。

下山は最初のショートカットからそのままショートカットのみで、

ほぼ直線的に旧「メロン城」まで下り、

11時20分、駐車地。

今日も楽しかったねえ~

ただ、Hiromiは50肩の痛みが激しく、楽しさも半減のよう。

気の毒にねえ。

しかし、私への悪態が尽きることはない。

まだ早くも正午だったが、「レースイの湯」で汗を流して帰途に着いた。

 ※写真の右下に黒い影があるが、これは寒さ(-15℃)でレンズキャップが開ききらなかったよう

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