goo

2017.1.22 『796mP』(夕張・シューパロ湖)

  夕張周辺を地形図で眺めていると、シューパロ湖の西に点名はないが、

「796.4m」と表記されたピークがある。

以前から気になっており、地形図は車に用意していた。

そんな山に、Hiromiと挑んでみた。

 

 シューパロダム脇の長さが2,300mもあるシューパロトンネルを抜けると、シューパロ湖が現れる。

ここは何でも「シューパロ」だ。

このシューパロトンネルを抜けたところ、湖側に小さに駐車帯がある。

ここを起点に登った。

昨日の『別狩岳』同様、絶妙な位置に駐車帯が有り、

道路を横断してそのまま入山だ。

 

 9時35分、スタート。

こんなにアプローチの短い山は絶対にない。

いきなり急斜面に取り付く。

今日は雪質が悪く、モナカの中のサラサラ雪がスノーシューを滑らせる。

取り付き点からの急斜面を登るのに苦労した。

そして一旦登りきってしまうと、細い作業道が現れた。

作業道はいくつかが現れては消えて行くものの、確実に上部へ誘ってくれる。

この作業道は日陰になることがなく、

常に太陽光線を浴びて寒暖の差が激しいので、

割と締まっていて笹原よりははるかに歩きやすい。

そしてその頃になると、背後に全面結氷したシューパロ湖が見えるよになり、

あとは常にシューパロ湖を背に登ることとなる。

どんどん高度を稼いで行くと、やがて作業道は消え、傾斜のきつい雪崩斜面となった。

しかし冷え切って固く締まっているので、雪崩の心配はない。

スノーシューでぎこちなくターンを繰り返し、ジグを切って登って行く。

このターンをHiromiはうまくできず、時折雪中に身体を埋没させていた。

きつい急斜面を登りきると細尾根となった。

それをいくらか登るとピークに立った。

地形図上では720mほどのピークだ。

そして更に歩を進めると、前方に『796m』のピークが姿を現した。

初めて目にするその姿に、「こんにちはぁ~」と言いたくなる。

頂上は南側の一番奥にあった。

11時40分、「796mピーク」。

この頂上がまた劇的でいい。

そこに立つと東側がスッキリと開け、

シューパロ湖の全貌を目にすることとなった。

いい山じゃ~ん!

また、これまで東側から見てみたいと望んできた、

『冷水山』~『鳩ノ巣山』~『三角山』の山並みがはっきりと見て取れたことに感激!

更に『874m峰』も北西の近い位置に見える。

いやあ、今日はこの山に登ってよかったなあ!

Hiromiはどれがどの山かさっぱりわからない様子だったが、

あれこれと説明すると「わぁ~っ!」と感嘆の声を上げた。

そんな素晴らしい頂上からの眺めも、降りだした雪に霞み始め、

風がかなり強くなったので早々に下山を開始。

途中風のない地点でラーメンタイムを取り、

快適に下って、

12時50分、駐車地。

今日も二人して満足感いっぱいで「レースいの湯」に浸かり、帰途に着いた。

 

コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする