ひとをだまさないでも
ひとからうばわないでも
いきられるみちすじを
つくってくれた
そせんにかんしゃします
ひとをだまして
ひとからうばわないと
いきられないひとたちは
それが正義だと
じぶんの生きる道だと
おそらく
先祖からだいだいひきつがれた
かんがえかたを
かたくしんじて
なんらかのぷろぐらむをいきている
それが、幸せなのだと
それが じぶんの使命なのだと
しんけんに 正しい道を進んでいると
おもいこんでいる
だからなにをいったところで
なにも響かないのだ
じぶんと あいてはちがう
じぶんは えらばれたにんげんだから
じぶんの かけいは
えらばれた かけいであるから
どれだけのひとをかなしませても
それは きにしなくていいのだと
わたしたちは
そういうふうに
ならったのだから
それで
それをまもりぬくことが
わたしのしごとなのだから
それでいいのだと
それぞれの道
しんけんに
それぞれの正しさ
で
生きている
わたしは
ありがたいことに
ひとから奪ったり
人を騙したり
人を殺したり
人をばかにしたりして
計画的に 頑張らねば
ぐぁんばらねば
ぐあんぐあんとがんばらねば
ならない
家系に
生まれなかったので
よかった
ありがたいと思った。
