株と浮き世の話

身近な話題と終活の迷い道

手足引っ込めた亀みたい (^_-)

2015-07-13 21:11:09 | 国家の品格
 
 コンペ原案を削りにけずって、縮こまった亀みたいになってしまった。
これでも予算は当初の2倍だって・・ 原案は何だったのかなぁ  安藤忠雄さんは「なんで工事費がそんなに高くなったのかわからへん」と言っているそうだ。
そもそもア-チと言うものは古代ロ-マで発達した様に 引っ張りに強い鋼材が無い時代に石材の特性をうまく利用するために発明された工法だ。
外力を圧縮力に変えて両端で支える原理で引っ張りに弱い石材やコンクリ-トを使って威力を発揮する。

反対に引っ張りに強い鋼材は吊り橋のように力を張力に変えて両端に伝えるので長いスパン構造に適している・・・とまぁ力学の初歩中の初歩だが・・
新国立競技場のキ-ルア-チは350mの長スパンなので必ずしも鋼材の特性を生かした設計とは言い難いのではないかな
いまのポンチ画ではキ-ルア-チなるものがうすっぺらな構造に見えるが、また厚みが倍になるんじゃないの??またア-チ両端の水平力を支える構造が頼りない・・
 
施工会社は決まっているらしいけど、実施設計が固まっていないのにどうして決まったのかなぁ ドンブリ勘定が先走っては困る。
スカイツリ-は技術的に見て新国立競技場より高度だと思うがこの位の構造物をやれるゼネコンは日本にはいっぱいある。
特命施工も工費が増えた原因だろう。 安藤忠雄さん・「わからへん」と言わないで解明してください。