「ラスト・サムライ」の渡辺謙が話題だ。ゴールデン・グローブ賞に続いて、米国アカデミー賞でも助演男優賞にノミネートされたからだ。先日発表のあった前者では、「ミスティック・リバー」のティム・ロビンスに賞をさらわれた。
彼は「ショーシャンクの空に」で無実の銀行マンを演じ、愛妻スーザン・サランドンにオスカーをもたらした「デッドマン・ウォーキング」を作った男。ちょっと相手が悪かったかな。
アカデミー賞でもロビンスはノミネートされている。発表は2月29日の予定だ。
アカデミー賞では、昨年の「千と千尋」の長編アニメ作品賞に続いて、山田洋次監督の「たそがれ清兵衛」が外国語映画賞にノミネートされた。
あちらでは「トワイライト・サムライ」と訳されていた。藤沢周平の三つの短編を融合させて作られたストーリーだという。明治維新直前の地方の侍の話。生と死と、愛と友情が封建社会の柵の中で描かれる。随所に困難な時代風景が点描され、日本アカデミー賞にふさわしい名作であった。米国でもオスカーを射止めることを願う。
ハリウッドはプチ・サムライブームなんだろうか。
サムライといえば、1967年にそのものずばり、「サムライ」という映画が作られた。日本ではない。アラン・ドロンが主演のフランス映画である。
フィルム・ノワールの巨匠ジャン=ピエール・メルヴィル監督が作った、孤独な殺し屋が主役の作品。“サムライ”は侍の印象から創作された話だろうが、いかにもフランス人らしい捉え方だ。今でいえば、ジャン・レノあたりが演りそうな男。
ジャン・レノには「RONIN(1998)」という映画もあった。これは、フランス映画ではなく、ロバート・デ・ニーロ主演のアメリカ作品だった。監督はジョン・フランケンハイマー。“浪人”には違いないが・・・。
日本にも「サムライ」という作品があった。『片手に、ピストル。心に花束。唇に、火の酒。背中に、人生を・・・』。作詞:阿久悠、作曲:大野克夫、そして唄ったのが沢田研二。1978年のヒット曲。これもイメージから作ったものだろうか。ちょっと侍とは違うなと、当時も今も思う。
彼は「ショーシャンクの空に」で無実の銀行マンを演じ、愛妻スーザン・サランドンにオスカーをもたらした「デッドマン・ウォーキング」を作った男。ちょっと相手が悪かったかな。
アカデミー賞でもロビンスはノミネートされている。発表は2月29日の予定だ。
アカデミー賞では、昨年の「千と千尋」の長編アニメ作品賞に続いて、山田洋次監督の「たそがれ清兵衛」が外国語映画賞にノミネートされた。
あちらでは「トワイライト・サムライ」と訳されていた。藤沢周平の三つの短編を融合させて作られたストーリーだという。明治維新直前の地方の侍の話。生と死と、愛と友情が封建社会の柵の中で描かれる。随所に困難な時代風景が点描され、日本アカデミー賞にふさわしい名作であった。米国でもオスカーを射止めることを願う。
ハリウッドはプチ・サムライブームなんだろうか。
サムライといえば、1967年にそのものずばり、「サムライ」という映画が作られた。日本ではない。アラン・ドロンが主演のフランス映画である。
フィルム・ノワールの巨匠ジャン=ピエール・メルヴィル監督が作った、孤独な殺し屋が主役の作品。“サムライ”は侍の印象から創作された話だろうが、いかにもフランス人らしい捉え方だ。今でいえば、ジャン・レノあたりが演りそうな男。
ジャン・レノには「RONIN(1998)」という映画もあった。これは、フランス映画ではなく、ロバート・デ・ニーロ主演のアメリカ作品だった。監督はジョン・フランケンハイマー。“浪人”には違いないが・・・。
日本にも「サムライ」という作品があった。『片手に、ピストル。心に花束。唇に、火の酒。背中に、人生を・・・』。作詞:阿久悠、作曲:大野克夫、そして唄ったのが沢田研二。1978年のヒット曲。これもイメージから作ったものだろうか。ちょっと侍とは違うなと、当時も今も思う。
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