6月から7月にかけて、NHK-BS2では西部劇特集があっているようで、「シェーン」やら「荒野の決闘」やら、懐かしい名作が次々とかかっております。ジェームズ・ステュワートの「怒りの河(1951)」も先日あったし、この作品の監督アンソニー・マンとジミーさん主演の作品では、「ウィンチェスター銃'73 (1950)」とか「遠い国 (1954)」なんちゅうのもあったなぁなんて懐かしく思い出しました。ホークスの「リオ・ロボ」については記事にし、昨日は「リオ・ブラボー」を録画しました。
そこでといってはなんですが、思い出の西部劇について書いてみようと思います。但し、劇場用映画について書いては切りがないし、個別に今後書くやも知れませんので、今回は子供の頃に観たTV版西部劇について思い出してみようと思います。
まずは、「ララミー牧場」。
ロバート・フラー扮するジェスと牧場主のスリムの二人が主人公だった事と、スリム役の俳優の芸名がジョン・スミスという、まるで嘘のような芸のない名前だったことを覚えています。ジェスの吹き替えが久松保夫さんで、べらんめぇ調の低音とフラーの親しみやすいハンサムぶりがお茶の間に受けて、<日本での最高視聴率は43.7%(1961年2月23日)を記録>したそうです。
『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、<ララミー牧場(LARAMIE)は、1959年から1963年にかけて米NBCで放送された西部劇のTVドラマ。日本では、1960年6月から1963年7月まで、NET(現テレビ朝日)系で放送。尚、舞台となる牧場の正式名称は「ララミー牧場」ではなく、ワイオミング州・ララミー市郊外の「シャーマン牧場」である>との事。
放送は毎週木曜日のゴールデン・タイムの1時間だったようです。
あらすじは、<米国で南北戦争が終焉を迎えた1860年代後半、ワイオミング州ララミー市郊外のシャーマン牧場において、父親をならず者に殺されたシャーマン兄弟が、牧場を残すための資金稼ぎに、駅馬車中継所を営みながら暮らしていてた。そこへある日、ジェス・ハーパー(ロバート・フラー)と名乗る一匹狼のガンマンが流れ着き、牧場を襲ったギャングをみごとなガンさばきで倒したことから、牧場の一員として受け入れられることになる。彼もまた、己の父を殺され放浪の旅に出た孤独な男であった。男達は牧場を守りながら大陸横断郵便の要である駅馬車中継所を柱に、未開の雄大な西部を背景として、様々な出来事に立ち向かっていく。>(『ウィキペディア(Wikipedia)』より)
ジェスはまるで“シェーン”のような流れ者だったんですねぇ。しかも、舞台も同じワイオミング。
少年も出ていたと覚えてましたが、これはスリムの弟だったようですネ。
「♪ララミー~ ♪ララミー~ ・・・」という広い草原を思わせるようなテーマ音楽。番組の終わりには淀川長治さんの解説があったことなども思い出します。
淀川さんのお話は、「西部こぼれ話」というコーナーだったそうで、この時「日曜洋画劇場」はまだ始まってなかったんですが、すでに「サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ」という締めの挨拶は始まっていました。
下に添付した動画「懐かしの海外TVドラマ」の6分半辺りから、「ララミー牧場」の秘蔵映像が流れます。
その動画には、「ローハイド」も出てきます。「ララミー牧場」と同じように視聴率40%を越える人気番組でしたが、実は私はあんまり観ていません。
フジTV系列で、1959年11月から1965年3月まで放送されたとのことで、「ララミー牧場」とかぶっていたから避けたのか、又は同じ時間枠に別の番組を見ていたのかも知れません。
後に、深夜や夕方に再放送されていたのを時々観た覚えがあります。でも、「♪ローレン、ローレン、ローレン ・・・」というフランキー・レインの主題歌は鮮明に覚えてます。作曲は大御所ディミトリ・ティオムキンでした。
あらすじは、<南北戦争後の1870年代のアメリカ西部を舞台に、テキサス州のサンアントニオからミズーリ州のセタリアまで3000頭の牛を運ぶロングドライブたちの活躍を描く。>(『ウィキペディア(Wikipedia)』より)
ロディ・イェーツ役のクリント・イーストウッド(声:山田康雄)の出世作であることは、皆さんご承知ですよね。
尚、「ローハイド(rawhide)」と は、「ロウ(raw、生の)」+「ハイド(hide、皮)」で作った、カウボーイ達がズボンの上に付ける当て皮の事だと聞いた覚えがあります。歌を聴いていると、牛達を誘導するときに使う皮製の鞭の事も指しているようですネ。
(続く)
そこでといってはなんですが、思い出の西部劇について書いてみようと思います。但し、劇場用映画について書いては切りがないし、個別に今後書くやも知れませんので、今回は子供の頃に観たTV版西部劇について思い出してみようと思います。
まずは、「ララミー牧場」。
ロバート・フラー扮するジェスと牧場主のスリムの二人が主人公だった事と、スリム役の俳優の芸名がジョン・スミスという、まるで嘘のような芸のない名前だったことを覚えています。ジェスの吹き替えが久松保夫さんで、べらんめぇ調の低音とフラーの親しみやすいハンサムぶりがお茶の間に受けて、<日本での最高視聴率は43.7%(1961年2月23日)を記録>したそうです。
『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、<ララミー牧場(LARAMIE)は、1959年から1963年にかけて米NBCで放送された西部劇のTVドラマ。日本では、1960年6月から1963年7月まで、NET(現テレビ朝日)系で放送。尚、舞台となる牧場の正式名称は「ララミー牧場」ではなく、ワイオミング州・ララミー市郊外の「シャーマン牧場」である>との事。
放送は毎週木曜日のゴールデン・タイムの1時間だったようです。
あらすじは、<米国で南北戦争が終焉を迎えた1860年代後半、ワイオミング州ララミー市郊外のシャーマン牧場において、父親をならず者に殺されたシャーマン兄弟が、牧場を残すための資金稼ぎに、駅馬車中継所を営みながら暮らしていてた。そこへある日、ジェス・ハーパー(ロバート・フラー)と名乗る一匹狼のガンマンが流れ着き、牧場を襲ったギャングをみごとなガンさばきで倒したことから、牧場の一員として受け入れられることになる。彼もまた、己の父を殺され放浪の旅に出た孤独な男であった。男達は牧場を守りながら大陸横断郵便の要である駅馬車中継所を柱に、未開の雄大な西部を背景として、様々な出来事に立ち向かっていく。>(『ウィキペディア(Wikipedia)』より)
ジェスはまるで“シェーン”のような流れ者だったんですねぇ。しかも、舞台も同じワイオミング。
少年も出ていたと覚えてましたが、これはスリムの弟だったようですネ。
「♪ララミー~ ♪ララミー~ ・・・」という広い草原を思わせるようなテーマ音楽。番組の終わりには淀川長治さんの解説があったことなども思い出します。
淀川さんのお話は、「西部こぼれ話」というコーナーだったそうで、この時「日曜洋画劇場」はまだ始まってなかったんですが、すでに「サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ」という締めの挨拶は始まっていました。
下に添付した動画「懐かしの海外TVドラマ」の6分半辺りから、「ララミー牧場」の秘蔵映像が流れます。
その動画には、「ローハイド」も出てきます。「ララミー牧場」と同じように視聴率40%を越える人気番組でしたが、実は私はあんまり観ていません。
フジTV系列で、1959年11月から1965年3月まで放送されたとのことで、「ララミー牧場」とかぶっていたから避けたのか、又は同じ時間枠に別の番組を見ていたのかも知れません。
後に、深夜や夕方に再放送されていたのを時々観た覚えがあります。でも、「♪ローレン、ローレン、ローレン ・・・」というフランキー・レインの主題歌は鮮明に覚えてます。作曲は大御所ディミトリ・ティオムキンでした。
あらすじは、<南北戦争後の1870年代のアメリカ西部を舞台に、テキサス州のサンアントニオからミズーリ州のセタリアまで3000頭の牛を運ぶロングドライブたちの活躍を描く。>(『ウィキペディア(Wikipedia)』より)
ロディ・イェーツ役のクリント・イーストウッド(声:山田康雄)の出世作であることは、皆さんご承知ですよね。
尚、「ローハイド(rawhide)」と は、「ロウ(raw、生の)」+「ハイド(hide、皮)」で作った、カウボーイ達がズボンの上に付ける当て皮の事だと聞いた覚えがあります。歌を聴いていると、牛達を誘導するときに使う皮製の鞭の事も指しているようですネ。
(続く)
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