なかなか寒気の入らない名古屋市と周辺地域。
寒くならないのは助かるが、亜熱帯地方になってきたことを考えると喜んでもいられない。
1995年頃は11月上旬には寒気が入り、だんな実家も市田柿の生産に精を出していた。ところが、10年くらいしたら夜の冷え込みが無くなり、折角剥いた山ほどある柿を全て廃棄という事態が続いたのだ。
夏も扇風機の要らない地区だったのに、私の身に堪えるほど暑く、電気代がかかって申し訳ないが扇風機を催促するようになってしまった。
そういう変化を身体で感じていない地域の人たちには分からないんだろうな。
SDGsなんて、何言ってんだって思うだろう。 私たちが生きているうちは何とか大丈夫だろうけど、孫世代になったら大変なことになっているだろう。
私はあと10年生きているか分からないので、もっと心配無用かもしれないけど、かと言ってどうでもいいとは全く思わない。心配で仕方ない。
そんなこんなでも樹々の紅葉は進んでいて圧巻である。
名古屋は税金の無駄とかいって、街路樹のマメな手入れを怠っているので、枯れていくところも多いが、銀杏並木でも頑張ってそこで1年1年生き、今年もしっかり美しい黄葉を見せてくれている。 生態をよく知らないが、黄葉が進むと、葉の付け根部分は散りやすいよう乾燥するのだろうか?🤔
少し彩づき出す頃はしょんぼり型な樹勢なのに、黄葉が進み、散り出す頃には、樹勢が丸々として見えるのだ。
陽が当たるハレーションだけではないと思う。
今日は大変美しい赤の紅葉を見た。『ほう...』としか言葉がない。
街路樹で、名前を知らないものも多くあるが、多分ナンキンハゼだと思う。この樹も彩づき始めはショボい感じで『地味な紅葉の樹だなあ』と思うけど、実は、そのあとが凄い。真っ赤になり、それが一面地面に散っているところなど...ドラマのワンカットに出てきそう。
写真に撮りたいけど、赤はうまく出ないのだ。デジカメはのっぺり写って深みがないしね。 人間の視神経って凄いと思う。
街を歩いても、そういう彩りに気づいて欲しいなあ、と思う。
いつか夕焼けをシェアした男性も美しさは解っていたから、気づく人もいるようだけど。