日々の事から

日々のあれこれ   by Kirari

私の何が解ったっていうのかしら?

2021-02-14 18:15:27 | 日記
過去に『あなたの性格は私がよくわかってる』と言う知人がいた。
私の何が解ってるつもりなのか、こっちは心で笑っていた。
だってね...。相手は私と感性が違うから。
お互いを磨けるかと思ってた。多少付き合わせてみたけど期待できるものじゃなかった。だから必要以上期待もしてなかったし。 普段は上向きな内容では話しかけなかったし、相手がちゃちな話題を出していても適当に合わせて返事していたから、私のもっと先にある感覚には触れさせていない。だから、言うほど何を理解できたと思うのか不思議で仕方ない。

最近は、その人物とは付き合いがないから安心である。感覚がズレているのに、何かをこっちに期待して離さないタイプは重い。
何事にも興味が向かないタイプだから、私のように興味が多い人間には、すぐに一緒にいてつまらなくなる。つまらないやつだなあ...もう会うのをやめようか...何度も思った。
が、性格がしつこくて『自分は誰からも相手にされない』だの、『生きてる価値がない』だの。脅迫紛いの言葉を発する。本当は自死する勇気も無いだろうに。
つまらない人間なのに自分に興味をもって欲しがる。メンドくさい...。

そんな人間に私が解るって? あり得ないよね~って、その言葉を聴くたびに心で反芻していた。 我が姿が見えてないのは自分自身だろ?と言ってやりたい衝動にかられたっけ。
レベルを下げた対応をされていても気づけないのに。解る訳がない。

狡猾な性格だから後が面倒になることは察知していた。こっちは尻尾を掴まれないように終始用心していたから薄く薄く付き合ったつもりだ。
仲が良いように見えて、実は社交辞令より薄い付き合いだったと、今、つくづく思い出す。

あることで疎遠になるよう計らった。そうしたら向こうからは一切の連絡はなかった。
自分を見てくれない相手には興味が湧かないのだろう。笑ってしまう。 こんなに簡単だったのか...。私が絶ちきれば向こうは連絡する気は更々なかったという訳だ。

もともと意味なく臆病な性格と見て取れたので、思いきったことはできないんだろう。周囲に乱暴な態度に出ていたこともあったが、私は途方に暮れて見ていたっけな。例え忠告しても『これでいいの』と言って聞かないので、所詮そんなことだと思ってそれ以上は助ける気にならなかった。
周囲から奇異な目で見られても構わないんだろうし。
こっちも自分の尺度が狂っているタイプとは付き合わない方が助かる。

そんな人間に、私が理解できるわけがない。今となっては癪に思うことが山ほどあるが、いろいろ面白い観察をさせてもらった。最後に誤った選択をしたので、私は絶縁させてもらった。関わりたくない人間と変化していった。
貸したものが返ってこなかったのは残念だったけど、それらが戻る猶予も無かったし、戻ったところで処分したい衝動しかないから見捨てることにした。仕方ない代償だろう。



この話に登場人物を具体的に書けばストーリーがしゃんとするが、それができないのが残念だ。自分が付き合って違和感を覚える人間は噛み合っていないから疎遠になった方がいい、という教訓で届けば何より。
仕事上、接しなくてはならない相手もいるが、接点はごく少なくした方がいい。
日々違和感を感じて、こっちを理解できている人間などいないのだから。