日々の事から

日々のあれこれ
by Kirari

楽しい時間。

2016-10-08 13:52:06 | 日記
短大時代の友人がお芝居をやっている。
専門的にうまいか下手か、それは判断できないが、私は彼女の真に迫る演技力と展開を期待させる空気感が好きだ。
前回は子供と行ったが、私と違ってそういう空気感は受けるイメージが強すぎて負けてしまうらしく、同行を遠慮されてしまう。
子供が自分の時間で過ごすようになって時間も空いてきたし、名古屋でやるものは見に行こうと思う。
受付で差し入れを渡せるのも、応援が伝わるようでうれしい感じである。

今回は、是非見てほしかったので、仲良くしている会社の友人と出かけた。

今回は、ある飲食店の店内が会場であった。
大きな看板猫がいる。開場15分前に会場に着いてしまい、店の前でどうしようかと思った。初めて行く店で様子がよくわからず、窓もないし受付もどこかよくわかんないし。
そうこうしてるうちに、同じ店に来た他の女の子がいて、こうやって私らがわからないうちにうろうろしてると、中が受付でだったら騙してしまうと悪いよなーなんて、またお節介なことを考えてしまった。
まあ、ドジな役割は私がすればいいのだ。そう思い、思いきってドアを押してそっと中を覗くと『まーだだよ』と、オーナーさんらしき人。
ドアの中はすぐに店内だったからOKと伝え、外で待つこと数分。
役者の友人らがコンビニに買い出しに行くのに出てきたあと、数分して、もういいよーとのオーナーの声。結局、支払いは後だというし、店内もさほど広いわけでなく、アットホームに終始しそうな感じだった。
受付がないので、オーナーに差し入れの袋を渡した。

ふと気づいたら、大きな猫がいたわけだ。
A~ロン君という猫。少しうろうろした後で、一緒にいた猫好きの友人を乗り越え、私の膝に来てクルンと向きを変えすっかり寛いでくれた。私がオードブルを食べ終えるまでそこで眠ってくれてたので、とっても嬉しかった🎵
実家の猫は、膝に載ってくれない。
あ?あれは雌だから?
そういや前に長生きした猫も抱かれたがらなかったけど雌猫だったなあ。
A~ロン君は雄猫。そういうのあるのかなあ。

芝居は手の届くところだったから、迫力であった。
さすがである。
最初の場面は、前に行った時と同じだったから、どうなるんだろう?って思ったが展開は少し違ったようだ。長くもなっていた。
ただ、細長い店内なので、向かい側に人がいる。
時間が経つにつれ、何らかの関係者が多いというのはわかったが、観劇の表情を人に向けているってのは慣れないなあ。
私、子供のころに親が喧嘩をすると、楽しい話題にして空気を変えようとしてきたから、シリアスな場面で笑顔になってしまうことがあるのだ…(^^;
こんなんが染み付いてるとほんと厄介です。

休憩の場面で、ミスマッチなおいしいピザが出てきたり、オーナーが観客をいじったりして、楽しく時間は過ぎていった。
9時過ぎくらいにお開きになるかと思ったら、関係者が多いせいか、ようやく流れ解散になったのは10時半くらい?
途中、そそくさと帰る訳にもいかず、友人には付き合わせてしまって悪かったが、たまにはいいでしょう、こういうのも。
終演後にメインディッシュが出てきたが、ウーロンライスとか、面白い料理が出てきて、料理を楽しむにも来てみたい店だなあ…という印象を持った。
宴会なんかでコース料理を食べに行く機会が多いけど、こういうちょっと寄ろうか的なお店も開拓したいなあ。

メインディッシュの時に出演者が各テーブルに寄ってくれた。
短大の仲良しだった友人が『自分はあんまり学校行ってなかったから、よくノート貸してもらったのが印象にあるよー』なんて言ったので驚いた。確かに彼女は一時学校を休みがちな時期があったのは思い出した。
でも私は彼女が、笑い出すと止まらなかったり、楽しいことしか思い出せないなー
いい時代だった。
あと、少しサプライズな話があって、オーナーさんが最終日にご結婚されるとのこと。15歳離れたカップルだそうです。素敵ねー。
その挨拶で『何があろうと、自分にできることはそばにいて寄り添っていること』と言われた。
自分の大切な人、寄り添っていたい人。今の自分と重なり、ちょっとジンとしてしまった。
末永くお幸せに…


それにしても芝居ってパワーが凄いなあー。
ああいう間近なところで観られてほんと幸せだなー。
彼女は20代、結構苦難の連続だったように思うが、活力があるって生きてくうえで大事だなあと思った。



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