日々の事から

日々のあれこれ   by Kirari

雷雨の日。

2016-08-04 22:43:58 | 日記
何だか雷雨が続く毎日である。

実家にいる頃、遠くに猿投山を望む高台に住んでいたので、夏の終わりに、猿投山の後ろで起こる雷鳴と稲光を美しいなーと、感動して眺めていた。
あの年はその場面を頻繁に見たが、何だったんだろう。
今は夕立どころかゲリラ豪雨である。
先日の雷雨の時は、名古屋駅なんかも人で溢れて大変だったらしいね。
逆に、私の使う電車は随分人が少なくって楽楽だった。

職場は、とある都市公園を眺められる場所に建っているが、激しい雷雨の中、樹々がけぶって墨絵を思わせる美しさだった。
手前が緑陰、向こうが明るくて、絵画の前に立つようだった。
こんな美しさに皆気づかないなんてもったいない話である。

筆を取りたい衝動に駆られていたら、声のでかいデリカシーのない上司が通りすがりに話しかけて来たのが台なしだった。
好きじゃないから、何を言われたかも思い出せない。

目の前の美しさのことは、こいつには絶対教えんぞ…と思い、『いやあ、雨が激しいかなと思って』と、言っておいた。

美しい景色も堪能したかったが、また話し掛けられたら、更に気分が台なしになるので、早々に切り上げて席に戻った。

こんなことまでデリカシーがない。
残念な締めくくりとなった。

親の価値観。

2016-08-04 21:18:18 | 子どもの思い..
親の権威の元にいるうちに、自分を見、留められないことが、こんなにも存在の意義を揺るがすとは誰も思っていないのだろう。

親の目に留まろうと勉強したり学校生活に頑張ったりしていたんだな、きっと。
心理診断のようなものをやったら、自分ってマイナス思考だなーとつくづく思う。

これまでも何度か書いた記憶があるが、親の元は早く去りたかった。
いつまでも自分を気にしてくれない人間の元でなんか生きていたくなかった。

高校生にしてすでに夢は他人に与えてほしくなった。
自分の示す夢は悉く否定されたから。

進路も次々否定され、とうとう『じゃあ、そっちで決めてくれ。言われた進路に進むから。』そう言い渡したが、親達はそこで急に慌て出した。心配から言っているだの何だの。
その頃にはもう、自分の意思を示す気力はなかったと今、つくづくそう思う。就職してからは、親の心配は省みるつもりはなかった。

そうやって親の態度を窺って生きてきたから、今でも未だに対人的なストレスはハンパないものがある。
仲良くすると、嫌われたときが怖い。
だから群れに入れないのかも知れない。

うっかり相手を不機嫌にさせたら、胸がキューーーッと締め付けられる。
流せない涙で気持ちがいっぱいになってしまう。
そんなつもりはないのに相手に勘違いされる辛さ。
流せない涙ほどつらいものはない。
私は自分の存在価値をまた恨めしく思うのだ。

認めてくれなくてもいいから、勘違いするのはやめてほしい…
私にはよこしまな気持ちは全くないのだから。