何だか雷雨が続く毎日である。
実家にいる頃、遠くに猿投山を望む高台に住んでいたので、夏の終わりに、猿投山の後ろで起こる雷鳴と稲光を美しいなーと、感動して眺めていた。
あの年はその場面を頻繁に見たが、何だったんだろう。
今は夕立どころかゲリラ豪雨である。
先日の雷雨の時は、名古屋駅なんかも人で溢れて大変だったらしいね。
逆に、私の使う電車は随分人が少なくって楽楽だった。
職場は、とある都市公園を眺められる場所に建っているが、激しい雷雨の中、樹々がけぶって墨絵を思わせる美しさだった。
手前が緑陰、向こうが明るくて、絵画の前に立つようだった。
こんな美しさに皆気づかないなんてもったいない話である。
筆を取りたい衝動に駆られていたら、声のでかいデリカシーのない上司が通りすがりに話しかけて来たのが台なしだった。
好きじゃないから、何を言われたかも思い出せない。
目の前の美しさのことは、こいつには絶対教えんぞ…と思い、『いやあ、雨が激しいかなと思って』と、言っておいた。
美しい景色も堪能したかったが、また話し掛けられたら、更に気分が台なしになるので、早々に切り上げて席に戻った。
こんなことまでデリカシーがない。
残念な締めくくりとなった。
実家にいる頃、遠くに猿投山を望む高台に住んでいたので、夏の終わりに、猿投山の後ろで起こる雷鳴と稲光を美しいなーと、感動して眺めていた。
あの年はその場面を頻繁に見たが、何だったんだろう。
今は夕立どころかゲリラ豪雨である。
先日の雷雨の時は、名古屋駅なんかも人で溢れて大変だったらしいね。
逆に、私の使う電車は随分人が少なくって楽楽だった。
職場は、とある都市公園を眺められる場所に建っているが、激しい雷雨の中、樹々がけぶって墨絵を思わせる美しさだった。
手前が緑陰、向こうが明るくて、絵画の前に立つようだった。
こんな美しさに皆気づかないなんてもったいない話である。
筆を取りたい衝動に駆られていたら、声のでかいデリカシーのない上司が通りすがりに話しかけて来たのが台なしだった。
好きじゃないから、何を言われたかも思い出せない。
目の前の美しさのことは、こいつには絶対教えんぞ…と思い、『いやあ、雨が激しいかなと思って』と、言っておいた。
美しい景色も堪能したかったが、また話し掛けられたら、更に気分が台なしになるので、早々に切り上げて席に戻った。
こんなことまでデリカシーがない。
残念な締めくくりとなった。