日々の事から

日々のあれこれ   by Kirari

子ども連れで歩くとき

2015-09-28 17:44:28 | 日記
地下鉄でも、昼間の時間帯にベビーカーを開いたままで乗車できるようになって数年が経った。

確か朝夕のラッシュアワーは避けて(ラッシュ時に仕事に行ってない母親はラッシュアワーがいつなのかわからないから、時間帯も目安で示されている。)ベビーカーで乗車するようにされているのだが、昨日夕刻5時半を過ぎ、でっかいベビーカーを畳まずに乗り入れた母親がいた。

主要駅を通るが、周囲の乗客が遠巻きにしたから彼女は乗れたのだ。
皆、何と寛大なんだろうかと感心した。
遊びに夢中になって遅くなった訳でなく用事でどうしょうもない場合があるだろうから、時間でどうこう目くじら立てて咎める気はないが、混雑する時間帯では、乗っているだけでもお互いに嫌な思いをしながら乗車しているので、こういう場面は尚更『困ったなぁー』と、ずーっと思う。


ベビーカーに乗せていたのは3歳くらいの男の子だったが、座ったままにされてたから、ベビーカーから降ろせない理由があったら気の毒で仕方ない話だし。
皆が見咎めないのは、その辺りも考えているのであろう。
大人だな。

男の子は、手にパンとジュースを持っていたが、たくさんの乗客に見下ろされる状況である。
そのまま母親が地下鉄の長い座席の間に進んだため、かなり場違いな感じを体得したことだろう。

3歳というと皆は覚えていないのだろうが、自分の周りの雰囲気に気がつく年頃なのだ。
羞恥心も芽生えるし。

母親は『ほら、早く食べないと乾いちゃうよ』と飲食を促していたが、地下鉄は飲食禁止なのだ。
子どもに体得させないで欲しいし、見えない埃や雑菌で幼児の飲食には不衛生極まりないから慎んだ方がいいだろう。

私は座席に座っていたが、左右も見ずにベビーカーを動かしてうろつくから、足を踏まれるかとハラハラしたわ。
すぐに降りるかと思えばそうでもなく、何駅かをそのままだった。
どんどん乗客は増える時間だったら、この親子は降りられるかと、苦々しく感じたが心配してしまった。

微妙な車内の空気。

混雑した公共空間で思うこと。