非論理的、非科学的アパマンハム 7K1JRC/JR2NQC/K1JRC

ベランダアンテナから世界に電波を。目指せDXCC HONOR ROLL! 
理論良く分かりませーん!

アンテナを載せるための準備(6)

2015-09-10 20:59:47 | タワー建設

一昨日から茨城県の実家に帰って夕刻2エリアに戻って来ました。

今回の作業は。。。。。

・ 転圧

・ 建柱後の水平確認

・ 接地抵抗測定

・ 特注金具のトップ部分への設置

・ SD330での試験運用

ということで出掛けました。

転圧は予想どおり自作タコの取っ手が折れましたが、無事に終了。

水平の方もまったく問題ありませんでした。

特注金具もトップ部分にバッチリ取付きまして、SD330を取り付けてみました。

難なく同調してくれます。ノイズは皆無ということはありませんが、結構静かな方かとは思います。持参したIC7100MのSメータ(7MHz CWモード BW1.2KHz) P・AMPなしでS0、AMP1でS1、AMP2 ONでS3程度でしょうか。チョークコイル等々のノイズフィルタリングは施していませんので、正式に設置したらまだ静かになるような気がします。

問題は接地抵抗です。

なんと30Ωもあるではないですか・・・・・・

接地抵抗をメインにして考えた工事ですので、これはさすがに脱力(笑)

単純に1/4波長のバーチカルをイメージした場合、他の損失を無視したとしても接地抵抗30Ωであれば輻射効率は0.55。この数字はダメです。測定は3極法で10m間隔と7m間隔をそれぞれ実施しましたが、いずれも30Ω。5m間隔の3極法も実施しましたが24Ωです。

逆算法から現地の大地抵抗率(推定値)を計算してみましたらρ=47Ω/mでした。湿地帯とは比べようもありませんが、ローム系地質から考えると、悲観するほど悪いこともなさそうです。タワーは裸のまま、しかも亜鉛側板付きで埋設していますし、接地抵抗低減剤もふんだんに使っていますので、土壌と導体であるタワー構造物との接触についてはこれ以上は出来ません。このようなことから、タワー周辺に環状接地極を投入したいと思います。遠方になりますので、来週にでもというわけにはいきませんが、来月、再来月・・・年内?くらいのスパンで実行します。この間にあらためて接地抵抗の勉強をし直してみようかと。。。今まで失敗→試行錯誤→マグレ当たり・・・・この連続でしたので今回も頑張ります。

さて、帰宅後、ついでだからと今使っている銅板と建物鉄筋間の接地抵抗を、2極法で測定してみました。銅板につながるものは全て切り離して、銅板だけがベランダ上に敷かれた状態。そして片方の極は鉄筋に確実につながっている保安用アース端子。測定結果は下の写真です。

この数値は素晴らしいです(笑) 5.3Ω!

銅板を床面に敷くだけで、床面内部の鉄筋構造やメッシュ構造と静電結合してこの値が出るというのは面白いですね。銅板は9mのベランダ全面に敷いているのですが、これを銅板1mだけにすると測定不能です。だからやっぱり面で大きく押さえないといけないという事ですね。この考え方で実家のタワー周りも固めていこうと思います。

この記事を目にとめて下さっている方で、タワー周りの接地抵抗の下げ方について御存じの方がおられましたら、是非とも御教示お願い致します。