非論理的、非科学的アパマンハム 7K1JRC/JR2NQC/K1JRC

ベランダアンテナから世界に電波を。目指せDXCC HONOR ROLL! 
理論良く分かりませーん!

ATU燃えた

2020-04-21 12:12:51 | ATU

それは7メガでワッチ中の出来事。

それまで賑わっていたバンドがいきなり静かに。

あたかも強力なデリンジャー現象の時のように。

リグが壊れたか?

何もしてないんだけれど。

したと言えばATUの同調操作くらい。

ATUの同調!!!

祈る気持ちもなく(笑)、ATU 開放。

開けたとたんに玉手箱。

燃えてますね~

普段どおり10ワット以下で同調させて、エレメント長は7メートル。グランドもしっかり接続されていました。

ワッチ出来ないとさみしいので、給電点に91バラン、そこにDXE製のチョークをかませて、室内でMTUを操作の形を急ぎ作りました。

バラン無しではダメでしたが、41や91では良好に作動。

それにしてもガックリ、ガッカリです(笑)

 

 


ノーエレメント

2020-03-22 21:20:20 | ATU

CG3000にエレメントを繋がずに(グランドは接続)同調させてみました。

ATU故障の原因になりますので決して真似しないでください。

ノーエレメントでも7メガでしっかり同調。

コンテストで賑わっているのでしばらく受信させておきました。

30分くらいでW方面を含め多数のCQステーションを、それなりのSNRで受信しています。

CG3000、自分にとってはやはりとても良い相棒です。

さすがにノーエレメントでは10ワットでも怖いですが、QRP1ワットあたりで試したい衝動に駆られますね。

お遊びでした・・・・

 


ATU接続線の変更

2017-02-01 16:04:40 | ATU

ATUとアンテナエレメント(アルミパイプ)を接続するラインを久々に変更しました。

先日のTU5MH@40mで聞こえ始めが遅かったという反省も込めて。。。。。

いずれにしても以前からやってみたかった事のひとつでもあります。

接続ラインの長さは約1mです。

 

接地ラインもそうですがですが、ATUとエレメントを繋ぐラインも同じように重要です。

理論的な事は書く力が無いので"強制割愛"ですが、20年以上のATU使用歴から得た経験則です。

保証は出来ませんが、結論から書きますと同軸ケーブルで繋ぐのが良いと思います。

 

今日は1年ちょっと使ったアーシングケーブル(8sq)から8D-FB同軸への変更。

青いのが今まで使っていたラインです。

青いラインが結構安定していたため継続使用していましたが、意を決して?交換。

以前、5D同軸で良い結果が出ていたのでそのうちにと思っていましたが、やっと着手。

芯線は浮かせて(使わず)に網線のみを使います。

(ここ数か月のCQ誌に登場している同軸ラジアルとは使用法が異なります)

高周波は密度よりも表皮、表皮。。。

 

8D同軸は重くて取り回しが面倒ですので、軽めの5Dが良いかも知れません。

また、8Dなど重いラインは取付け方法を工夫しないと、ATUの接続端子にも荷重がかかります。

 

今までの経験から、避けた方が良いと思うのはこのような普通の細い電線です。

飛びが悪くなり、帯域も狭くなり安定性に欠ける印象です(同軸と比較した個人的な印象です)

多分、当たっていると思います。

 

ネット情報などを見ますと、HFではエレメントの太さは関係ないとのことですが、経験上は違うような気がします。

いずれにしましても、ATUとエレメントを繋ぐラインも立派なエレメントですので、適当にはできませんね。

8D同軸の接続ラインの使用は初めての経験ですので、使用実績などはあらためてアップします。


ATU(CG-3000)でエレメント無し受信

2016-11-28 08:02:16 | ATU

コンディションもいま一歩ということで、数時間だけ7メガでWWDXを受信してみました。

 

それとあまりの強風で、エレメントが折れそうでしたので・・・・

ここ三河地方はこの時期から来春まで、強烈?猛烈?な風がほぼ毎日吹きます。

特に我が家は海沿いの高台にある集合住宅で、さらに最上階(といっても5階ですが)。

今朝は毎秒25~30mといった、よろめくような風が吹いています。

ちなみに道路上の銀杏の落葉が吹き上げられて、5階の我が家のベランダにいっぱい積るのが現実です(笑)

 

さてタイトルのとおりエレメントは一切なし、ATU本体のみの箱だけの受信のチャレンジです。

グランド側はベランダ上の接地銅板に接続。

『箱だけ受信』でも結構聞こえて来ます。

西方面の7メガの旬の時刻帯、1時間半ほどの受信でしたがアフリカも受信できました。

コンテストで各局、相当なパワーも入れているのでしょうけれど、受信強度もそれなりに良好。

表示させたのは全てCQステーションで、内容は下のサムネイルのとおりです。

サムネイルを見るとたくさんありますが、上記の地図の上側に65 DX Stations in 24 Countriesと

ありますので、重複局もたくさんあるようですね。

 

今回は、『うちのATUはエレメント無しでもこんなに聞こえるよ』というつまらない話ではなく、

やはりATUというのは単なる整合装置ではなく、それ自体がアンテナの一部という話題です。

ですから、やはり理想はATUの設置場所も周囲が開けて高い場所だったり、ノイズ源から離れた場所が

望ましいのでしょう。当たり前の話しかも知れませんが・・・・

 

ただ、我が家も含め、普通のアパマンハムはベランダの手すりにATUを設置するのが一般的。

この辺りが難しいところです。

以前、軽量なATU、AH-4を5階の更に上まで持ち上げて検証してみたことがあるのですが、

給電点は上がるものの接地ラインが細い(ラジアル1本を垂直に下した)ためか、たいしたことはありませんでした。

もちろん、上記のようにATU(給電点)を上げた状態で接地も十分に確保できるのであれば最高でしょう。

 

屋上が自由に使える方、自宅屋上が平面でそれなりに面積があるのであれば、銅板を敷いたり、

全周方向にラジアルやカウンターポイズを展開してATUで垂直系アンテナというのも面白そうですね。

打上角が低いと思いますので、低い角度におけるゲインは八木を上回るのではないでしょうか?

私はそのような考えでアパマンハム生活でも垂直系に拘っています。

 

現在はベランダ手すりの一番足元にCG-3000を取り付けているのですが、客観的に見れば建物の陰も陰。

良いわけがありません。

もう少し大きくなったり(値段も高くなりますが)してもよいので、ATU内部に遠隔可能なローノイズアンプや、

アッテネータ、そして更に大型のコイルなどが入ったHF用アマチュア向けATUが出来ればなどと思った次第です。

 


アンテナエレメントの整備とATUエレメント長

2015-11-08 17:59:59 | ATU

今回はふたつあります。

 

まず最初にアンテナエレメントの整備です。

私のところではベランダ手すりに取り付けているATU(CG3000)に常時、2m弱のワイヤーが

付いています。これは運用時にセッティングするアルミパイプエレメントに接続するものです。

逆の人もいるでしょう。つまりアルミパイプには常にATUに接続するワイヤーか何かが付いて

いて、終端は蓑虫クリップなどでATUのホット側端子に付けてやる感じで。

どちらでも良いと思います。

 

1年半ほど前になるでしょうか、これいいね!と思うものが。

これでアルミパイプを挟んでやれば毎回着脱が楽チン!

実際に1年半ほどこのスタイルで運用してきました。

でもこれまで幾度となく、それこそ何十回もだと思いますが・・・時々、飛ばないな~と思うこと

があったんですね。明らかにコンディションとは違う何かがあるなと感じながら。

ちゃんと同調は取れるんですが、どうも何かがいつもと違うっていう感じでしょうか。

 

そう!雨なんです!

 

上の写真を見るとクリップはしっかりとアルミパイプを噛んでいますが、しっかり水が浸みます。

今日の午前中ですが、ぺディ局と南米など強力に入感していたのですが、まったくピックアップ

されません。

 

で、いつものようにクリップを外してキッチンペーパーで雨水を拭いて、またセット。

ぺディ局も南米も直後にピックアップされました。

これたまたまではなくて、今までも何十回と経験して来ました。

WWDXに向けてのエレメント整備の一環として、早速午後に対策に取り掛かることに。

 

錆びていますね~

内部も結構汚れていますが、頻繁に拭いてきたのでまだこのレベルで収まっているようです。

そこで今回は考え方を変えてアルミパイプエレメントとATUに常にワイヤーが取り付いた状態に

して、そのそれらのワイヤーを運用時に接続する方式としました。

これはアルミパイプエレメントとワイヤーの接する給電の重要な接続ポイントの密着度を高める

ためです。

下の写真は、従来、クリップが挟まっていた部分です。

自己融着テープ+ビニールテープでしっかり防水しました。

また密着度向上のためタイロックで圧着しています。

途中の接続はこんな感じで・・・・・

ここまでの作業は単純でスムーズに進みました。

 

で、問題はここから。

ATUエレメント長の話です。

ご覧のように端子を取り付けたりしたため、写真の青い接続ケーブルが10cmちょっと長く

なったんです。

そうしたらいきなり同調が取れないバンドが出てきました。

それと同調してもすぐに外れるとか。

1~2cmずつカットアンドトライ。

まさにダイポールの調整みたいなものです。

5回か6回ほど少しずつ切り詰めていって、ようやく各バンドとも落ち着きを取り戻しました。

 

ATUというのは確かに賢いのですが、実はこんな抜けたところもあります。

ATUエレメント長についての話はよくあります。

あれはあれで間違っていないと思いますし大いに参考になります。

ただ気をつけないといけないのは、例えば仮に10MHzは7.1mとかがFBという資料が

あったとして、7.1mに合わせたけれど同調しない場合。

大概は同調しますし、これが6mだって3mだってちゃんと同調する方が多いでしょう。

でも問題は7.1mでしなかった場合。

これが7.05mにすると同調したりするんです。

ATUは適当なワイヤー長のエレメントでOKというのはウソではありませんが、

数センチ変えるだけで同調したりしなかったりするのは事実です。

ウソだろうと言われるかも知れませんが、たった1cmで良くもなり悪くもなることが

あります。 こんなこと25年近くも続けていますので(笑)

 

どの程度の差異で同調の可否につながるかは、当然、周囲構造物や

エレメント径、材質、接地条件等々で千差万別です。

今日は最後の最後で疲れましたが、再認識と勉強になりました。

 

ATUは賢い魔法の箱とも言われていますが、反面、たった数センチ差で固まっちゃう

ような正直な一面も持ち合わせているのかなと。

 

ATUの調整に苦労されている方の参考になれば嬉しいです。