非論理的、非科学的アパマンハム 7K1JRC/JR2NQC/K1JRC

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理論良く分かりませーん!

銅板接地

2015-09-13 06:08:53 | 接地/カウンターポイズ

昨晩は久々にニューがひとつ増えました(SV5)

数ヶ月に一個ですが増えると嬉しいですね。

 

今回、実家の接地抵抗測定のついでに、今の集合住宅の接地抵抗を測定したのは

数日前に書いたところです。

何度も出てきて申し訳ありませんが、今の住宅の銅板接地をもう一度まとめておきます。

 

購入は通販です。長さ120mm、幅365mm、厚さは0.1mmでペラペラに薄いです。

ロール上になっているもので(ホームセンターでも見掛けます)、一枚あたり約2,500円(^^;

これを15枚購入して、一枚一枚を繋ぎ合わせて長さ9m、幅0.7mくらいのベランダ一面に

敷き詰めている感じです。感電防止と見栄えのため前面に人工芝でカバー。

ちなみにリグやATUを普通に接続している状態で電源を入れておき、素足で銅板の上に

立って、アンテナエレメントを触りますと思いっきり感電します。雨の日に人工芝に素足で

立って同じ事をしても感電します。エレメントを触る自分の指先とエレメント間に青い光が

走って痛い思いをしますので、ここだけは気をつけています。

 

コスト的にはこれだけで50,000円(人工芝含む)くらいはかかりましたが、私のことですから

「このアンテナがダメだから、こっちのアンテナで試してみよう」ということを繰り返す危険性(笑)

もあったため接地側に投資した訳です。

 

この銅板を敷いてから2年数か月が経過。

綺麗に使うにはコーティングか何かすれば良いのでしょうが、私はとりあえずテナコート塗装を

適当にやりました。乾燥したらまだら模様で見れたものではありません(笑) まあ、人工芝の

下に隠れていますので問題なしということで・・・・・・

 

これを敷いた当初、接地抵抗の測定はしていないのですが、銅板だけ敷いた状態で普通の

テスターで銅板と鉄筋につながるポイントの抵抗を計ると、確か3KΩくらい振れたと記憶して

います。

3KΩというと普通はすごい抵抗ですが、この状態でテスターの針が振れた時に「これは鉄筋と

静電結合してるな」と感じさせられました。

※ ちなみに銅板につながるATU→同軸→無線機→商用電源→鉄筋という経路が存在しますので、

このような測定や接地抵抗測定の際はこれらを全て銅板から切り離しておく必要があります。

そうしないと導通がある状態ですので正確な測定が出来ません。

 

雨などが降れば、銅板とベランダ床面の間に湿気を帯びます。

ここがツボなんです。

まさにここのところ書いています、大地抵抗率の低下。

先日もアップしましたが接地抵抗は約5Ωです。 

この状態ですと鉄筋と直結しているに等しい感じで、鉄筋からのノイズ混入やインターフェア発生

なども懸念されるところですが、ノイズらしいものはありませんし、この2年間50~200W出力で

運用中にインターフェアらしきものの発生は起こっていないと認識しています。

ただし、リグ背面端子から鉄筋に保安用アースを取っていた際に、送信の瞬間、リグの電源が

バサッと落ちた事が3回ほどありますので、それ以来リグの保安用アースは取っていません。

無線機→ATU→銅板→鉄筋→無線機という経路での廻り込みが原因でしょう。

 

私の場合は銅板にしてから輻射効率の向上もそうですし、鉄筋とつながったことで建物全体を

使って送受信している印象が強くなりました。

アンテナ数本分の金額でしたので、上手く行かないと最悪だなという一抹の不安もありましたが、

我が家の環境ではたまたま上手く行ったようです。