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申ジエの2つの“自信”が平均ストローク1位に導く【翔太のスタッツNo.1】・・・自分に自信がある?

2017-12-25 19:57:03 | 日記

鈴木愛の賞金女王、MVPの2冠達成で幕を閉じた2017年シーズン。各スタッツの1位になった選手を今季1年間、青木瀬令奈のキャディを務めた大西翔太氏に解説してもらった。

連続写真元世界NO.1は自然体で振る申ジエの肝はフットワークにあり

1ラウンド当たりの平均ストローク数【(ストローク数×72÷コース所定パー)÷ラウンド数】(※コース所定パーが72以外の場合、パー72に換算したストローク数に調整する。規定ラウンド数を満たしている選手のみ対象とする)のトップに輝いたのは申ジエ(韓国)。ジエは平均ストロークだけでなく、平均パット数、平均バーディ数、パーセーブ率、パーブレーク率、リカバリー率、パー3最少スコアの7冠に輝いた。

全てのスタッツ・能力が高くなければ獲得できない平均ストローク1位の座。大西氏はジエの持つテクニックに加え、「自分を信じていること」を強さの1つに挙げる。

「ジエさんを見ていていつも感じるのは、良いものがあったら何でも取り入れるところ」と大西氏。中でもクラブ契約フリーの恩恵が一番大きいという。「ドライバーにしてもアイアンにしても、かなりの頻度で変わっている。普通のプレーヤーなら、感覚が変わるのを恐れて変更になかなか踏み切れませんが、ジエさんはスパッといく。常に自分のゴルフをベースとして、何が合うのか探しています。何故それができるのかと言えば、今の自分に見合ったものを探す能力が高いのはもちろん、その判断に自信があるからです」

さらに、「自信」がスコアメイクに活きている点として「攻め方」を挙げた。「ジエさんは手堅いゴルフをする選手、という印象を持っている方もいるかもしれませんが、実はツアーでも屈指の攻撃的な選手。そのアグレッシブなスタイルが、平均ストロークを減らすことに繋がりました。守っているだけならここまで良いストロークになりませんから。もちろん、攻めて行って外しても、パーを拾える技術があってこそですが」

 

そんなジエの真骨頂を大西氏が目撃したのが2016年の「伊藤園レディス」だった。「去年の話になりますが、最終日の17番パー3での攻め方に驚きました。風は無風ですが、左はすぐ池。そしてピンは左奥というホールロケーション。ほとんどの選手が池を嫌がって右に出していましたが、ジエさんだけは大き目のクラブを持って、池から回してきてフェードを打っていました。卓越した技術は置いておいて、これは強い精神力と自信があるからこそできることで、“ここでバーディを獲る”と覚悟を決めたらリスクを恐れず攻められる選手。そういった気持ちが、今年の平均ストローク1位につながったのではないでしょうか」

ちなみに昨年の平均ストローク1位はイ・ボミ(韓国)。70.0922という数字はツアー制施行後史上最少の数字だった。なお2017年は13位(71.5203)。

【2017年平均ストロークランキング】
1位:申ジエ 70.2920
2位:テレサ・ルー 70.6061
3位:イ ミニョン 70.7278
4位:鈴木愛 70.7447
5位:キム・ハヌル 70.7700

【2016年平均ストロークランキング】
1位:イ・ボミ 70.0922
2位:申ジエ 70.4709
3位:キム・ハヌル 70.5273
4位:りつ 70.7214
5位:テレサ・ルー 70.7915

解説・大西翔太(おおにし・しょうた)/1992年6月20日生まれ。名門・水城高校ゴルフ部出身。2015年より青木瀬令奈のキャディ兼コーチを務める。2016年にはキャディを務める傍らPGAティーチングプロ会員の資格を取得した。プロゴルファーの大西葵は実妹。

以上、アルバニュース

 

>ほとんどの選手が池を嫌がって右に出していましたが、ジエさんだけは大き目のクラブを持って、池から回してきてフェードを打っていました。卓越した技術は置いておいて、これは強い精神力と自信があるからこそできることで、“ここでバーディを獲る”と覚悟を決めたらリスクを恐れず攻められる選手。そういった気持ちが、今年の平均ストローク1位につながったのではないでしょうか」

クラブも自分にあったものに替える勇気と自分のショットに自信を持ち攻める気持ちが平均ストローク1位に繋がっているのでしょう。

 

自分の技術を信じられることは羨ましいですね。


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