【ワシントン=中村智隆】菅義偉(すが・よしひで)官房長官は9日午後(日本時間10日午前)、米ワシントンの国務省でポンペオ国務長官と会談し、北朝鮮の飛翔(ひしょう)体発射を受け、日米間で緊密に連携する方針で一致した。北朝鮮による日本人拉致問題の解決に向け、無条件で金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と向き合うという安倍晋三首相の決意を伝達した。シャナハン国防長官代行とも会い、沖縄を含む米軍再編に関し意見を交わした。
菅氏は会談後の記者会見で、北朝鮮の飛翔体発射について「日米の間で分析、対応を含めてあらゆるレベルで緊密に連携していくことで一致した」と述べた。
会談では北朝鮮の非核化に向け、国連安全保障理事会決議の完全な履行で一致した。日本政府は米国や韓国と協力し、中国、ロシアをはじめとする国際社会と連携していく考えだ。拉致問題の早期解決に向けた緊密な連携も確認した。
このほか、トランプ大統領が5月下旬に国賓として来日することについて、日米両政府が準備を進めることで認識を共有した。トランプ氏は、5月に即位された天皇陛下が最初に会見される国賓となる。
これに先立ち菅氏は、ワシントン郊外の国防総省でシャナハン国防長官代行と会談し、「日米同盟はインド太平洋の平和と繁栄の礎だ。日本も防衛能力の強化を通じて同盟の抑止力と対処力の強化に貢献する」と語った。
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設についても議論した。会見で菅氏は「辺野古移設を含め在日米軍再編や(沖縄の基地)負担軽減策を着実に実施することを確認した」と説明した。
菅氏は10日にはペンス副大統領とも会う予定だ。その後、ニューヨークに移動し、拉致問題に関するシンポジウムに出席する。
以上、産経新聞
菅官房長官は、拉致担当大臣であり、アメリカの協力を得て北朝鮮と交渉を行う準備をしっかりやり、拉致被害者を取り戻してほしいものだ。
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