ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ 茨城ゴルフ俱楽部東コース(茨城県)
「ワオーッ」。大山志保が第1日のペアリングをみて、歓声をあげた。渡邉彩香、レキシー・トンプソンという、日米を代表する飛ばし屋と同組だ。「2人に30ヤードは置いていかれそう。だけど、2人のプレーをより間近で見ることができる。ラッキーだし、刺激にしたい」という。『フジサンケイレディスクラシック』で今季初勝利をあげた。
その優勝賞金を熊本地震の被災者に役立ててほしい、とLPGAを通して全額寄付。「その反響があまりに大きい。
正直なところ、戸惑っています。お世話になった熊本の方へ、少しでも役に立ちたい。私の気持ちが賞金という形になりました」と控えめに語るのは、いかにも大山らしい心配りだった。
また、優勝2日後には、こんなサプライズが-。宮崎空港で優勝セレモニーが行われた。「皆さんが喜んでくださった。
とてもうれしい。何も聞かされていなかっただけに、本当にビックリ」。一方で、複雑な胸中も明かした。
「これまでの勝ち方とは違いました。できることなら、プレーオフで勝ちたかったです。
だから、本当に勝ったのか? と最終日の夜は一睡もできなかった」。
もっか、リオデジャネイロ五輪代表ランキングで、日本人2番手。今大会は獲得ポイントが高くなるだけに、きっちりと結果を残す必要がある。「私は、どの大会も大切です。だから、公式戦だからといって特別だと思うことはありません。
一時は、リオデジャネイロオリンピック出場をあきらめかけた時もあったけど、きっと見えない力が動いたのかもしれない。幸い、パッティングの悩みがなくなり、体調もいいです。優勝を目指すことはもちろんですけど、自分がやるべきことをしっかり行いたい」。ベテランならではの落ち着きが感じられた。
以上、日本女子プロゴルフ協会記事
ワールドレディスであり、ワールドランキングのポイントも高いので、リオ五輪代表を目指す大山志保にとって大事な試合である。
優勝争いすることに期待したい。
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