[ニューヨーク 19日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが下落した。下がり続ける原油価格と減速する世界経済への懸念でドルは避難通貨のスイスフランや円に対して売られ、序盤の上昇分を吐き出した。
ポンドはイングランド銀行(中央銀行、BOE)総裁の発言で急落した。
ニューヨーク原油先物は序盤の上げから転じて3%安で引け、米株式市場も、中国株の続騰や欧州株の反発、また原油価格が1バレル=30ドルを回復したことには影響されず、日中下落に転じた。
ドル/円JPY=は序盤の上昇分をほぼ削り、終盤は0.2%高の117.55円。ドル/スイスフランCHF=は終盤0.2%安の1.0031スイスフランだった。
メルク・ハード・カレンシー・ファンドの社長兼ポートフォリオ・マネジャー、アクセル・メルク氏は「原油が再び下落し始めた。市場全体の注目も最近原油に集まっており、市場を動かす主要材料だ」と述べた。
メルク氏は、原油価格が1バレル=30.21ドルに戻ったことについては「長続きできるものではない」とみている。
イランに対する経済制裁が取り除かれ同国の原油生産が1日当たり50万バレル増えようとするなかで、石油供給過剰状態がさらに強まる見通しであることを理由に挙げた。
ドル/円 NY時間終値 117.52/117.57
18日終盤 117.29
ユーロ/ドル NY時間終値 1.0914/1.0918
18日終盤 1.0899
以上、ロイター記事
石油については、もっと価格が下がることは間違いない。中国経済の衰退で石油の需要が減退しており、イランは制裁解除で原油生産開始となり、石油の供給過剰状態が強まる。
世界的に経済が衰退している中、次に各国がやることは、通貨安政策でしょう。
まずは人民元が下落し、それを引き金に各国、通貨安競争になり、日本が無策だとひとり円高状態になることが予想されます。
以前から私が述べているように日本は内需拡大政策を行うべきです。日本は災害が多く強靭化長期計画を立て50年以上の古いインフラの更改も開始すべきです。 日銀にはこれまで以上、輪転機を回してもらい、建設国債を購入する形にすれば、ここ20年間の建設工事費用を確保できると思います。
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