「ひと言でいうと悔しい1年でした。米ツアーで1勝、国内での2勝がともにメジャーという活躍、そして世界ランキングでも5位につける日本のエースが、東京都港区にある住友ゴム工業株式会社を訪れ、シーズンの報告を行い2019年を振り返った。
畑岡奈紗のドライバースイング【動画】
米ツアーでの目標が年間3勝だった。シーズン序盤で1勝を挙げたが、「今年はいい感じで入った試合がなかった」と、スイング面での試行錯誤が続いた。「試合中にスイングを考えると成績が二の次になってしまう」とスコアメイクに集中しきれない時期が夏に訪れた。
メジャーでの予選落ちなど、思うように行かない夏を過ごしたが、9月以降の国内参戦でメジャー2勝。目標の米ツアー3勝は果たせなかったが、通算では年間3勝。「今年できなかったので、来年はアメリカで3勝したいです」と、現在はスイングの安定化とトレーニングに取り組んでいる。
年内は日本で過ごし、年明け早々に渡米。拠点を構えるフロリダ州で始動し、ともにフロリダで行われる過去2年間の優勝者がそろう開幕戦、2戦目の新規大会の2試合に出場。ここでスイングの仕上がりをチェックしながらも結果を残し、8月開催の東京五輪に向けて調子を上げていく。
年が明ければ、いよいよ五輪の話題も多くなるが、畑岡自身は「金メダルを取るには足りない部分がある」と、世界トップ5にいながら実力不足を実感。それでも「オリンピックまでにメジャーも3試合あるし、勝ちを重ねれば代表には近づくと思う」と、まずは出場権を確保することに集中する。
「米ツアーは日本人が少ないので、少し(日本代表の)意識はあります」。日本のエースと呼ばれている畑岡の金メダルに期待もかかるが、最後に自身が掲げた20年の目標はシンプル。「世界一です。いろんな意味で」と、金メダル、そして世界ランキングでもトップを目指す1年になる。
今年の悔しさは今年のうちに。のどを痛め、少しだけ鼻声の畑岡。湿気があるところに「避難したい(笑)」。そんなジョークも飛び出すほどにリラックスのオフを経て、勝負の20年に突入する。
以上、アルバニュ-ス
来年は東京五輪ですね。
畑岡が出場するのは間違いないですが、渋野日向子、鈴木愛の3人が出場してほしいと願っています。
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