No Room For Squares !

レンズ越しに見えるもの または 見えざるもの

GR SPACE TOKYOに行った

2024-10-10 | 街:東京








先般の伊豆道中の帰り道、東京に立ち寄った。そして原宿にある「GR SPACE TOKYO」に行った。僕も愛用しているリコーのコンパクトカメラ「GR」についての情報発信をするギャラリーである。目的は同時開催されている「森山大道写真展」だ。僕が原宿を歩く姿など想像できないかもしれないが、実は学生時代を含めて10年近く東京で生活したことがある。最初に住んだのは代々木上原だった。駅前の粗末なアパートから原宿までは、代々木公園を突っ切る形で徒歩25~30分くらいだったと思う。お金もなかったので、よく散歩代わりに歩いたことを思い出す。まあでも、もう原宿は歩きたくないな。田舎暮らしに慣れると、こんなゴチャゴチャしたところは落ち着かない。歩きながら、早くここを脱出したいとばかり考えていた。

そんな思いまでして行った「GR SPACE TOKYO」。やはり大道先生の写真は最高だった。田舎では森山大道の写真を見るなんて不可能だ。GR SPACE TOKYOに来て、帰り道にエセ大道になってGRで写真を撮るほど格好悪いことはない。そう思ったのにも関わらず・・・。辞めよう、辞めようと思いつつ、バッグにしまったカメラを時折取り出してしまう。イキることすら出来ず、腰が引けるという最悪な結果になった。自戒の念を込めて掲載する。

GRⅢ



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6 コメント

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Unknown (chanmako)
2024-10-10 08:38:37
おはようございます。
行きましたかぁ!
僕も目的が無けりゃ原宿を歩くことなんてなかったと思いますが・・・
暑さのせいだけじゃなくて、変な汗をかいたのを思い出しました。

エセ・・・似て非なるもの!まあ、気持ちは僕も同じようでした。(笑

街の写真は、まったく腰が引けているなんて思えない、チカラのある写真だと思います。
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森山大道 (のびた)
2024-10-10 10:58:01
代々木上原 昔の東京オリンピック(笑) 選手村の宿泊施設があって宿泊したことがあります
翌日 明治神宮抜けて原宿の記憶があります
思い出しました
以前 NHKの特集で 新宿路地裏の写真家 森山大道さんのドキュメントを観ました
2丁目の中も歩き回って 知り合いも多かったようです
既に6さんの写真を見ていましたので あゝ 同じ世界と感銘したものです
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Unknown (Charlie)
2024-10-10 19:19:59
こんばんは!
記事を愉しく拝読し、各写真を興味深く拝見しました。
「東京に寄って写真展」というようなことは、地方に居るとなかなかに魅力的ですよね。そういうような機会は少な目ですから。県庁所在地のような場所であれば色々と展覧会の機会は在ると思いますが、それ以外では非常に少ないと思います。大家の作品に触れられたというのは、きっと大きな収穫であったと想像します。
街の画も好いですね。GRという「気軽に持ち歩いて手軽に使う」ということを旨とする機材の本領ではないでしょうか。素敵です。が、最近は「行き交う人」が大概は「スマホを手に下を向いている」状態で、これは地域差が少ないですね。稚内辺りに迄来ると、通行人が不在ですが…(笑)
ところで…GRは入手困難な機材になっていますね。
今回も素敵な記事と写真とに感謝!!
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chabmakoさん (6x6)
2024-10-11 05:52:10
おはようございます。
chanamkoさんが行かれた記事を読んで以来、いつか行きたいと思っておりました。
でも何で原宿なんでしょう?。新宿だとダイレクト過ぎるのでしょうか(笑)、

普段、人が殆どいない街ばかり歩いているので、困惑しましたが、刺激的な時間でした。
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のびたさん (6x6)
2024-10-11 05:56:50
代々木上原といっても、僕が住んだのは底辺の安アパートでした。それが楽しい時代でした。
近所でよく山本寛斎さんが、犬を連れて散歩していました。同じ代々木上原で考えられない格差(笑)。

写真の世界も、そのヒエラルキー差がそのまま適応されます。同じ写真といっても、森山大道さんは雲の上の人です。でも嬉しいです。ありがとうございます。
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Charlieさん (6x6)
2024-10-11 06:01:04
おはようございます。
健康で文化的な生活、という意味では大きな格差ですよね。地元では写真展なんて、地元アマチュアの無料展示くらいしかありません。無理して酒田まで行けば、土門拳さん。こういうところは都会が羨ましいです。

GRは今になって品薄というのも不思議だなと思います。コンデジにしては高価でしたが、買って良かったです。僕のカメラにしては珍しく使い込んで傷だらけですが、これからも共に。
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