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レンズ越しに見えるもの または 見えざるもの

真夏の北関東遠征シリーズ②〜SUBARUの聖地へ

2022-08-14 | 街:群馬










群馬県太田市に行くのは家人の希望で、目的はそこにあるスバルの群馬本工場を見ることだという。いや多分違う。本工場前にある伊勢屋さんというお菓子屋さんで、スバル最中を買うことだと思う。伊勢屋さんが製造販売するスバル最中は、元々は富士重工業の健康保険組合の記念品としてオーダーされたことが始まりだ。それ以来、半ば公式菓子みたいな形で現在まで販売され続けている。店舗は群馬本工場の正門の真前にある。今では世界的大企業となったスバル。町の小さなお菓子屋さんの提携は、心温まるエピソードだと思う。

我が家には2台の車があるが、どちらもスバルの4WD(AWD)である。世の中では、スバルに乗るユーザーは、そのロイヤリティの高さから「スバリスト」と呼ばれる。でもはっきりしておきたいのは、僕はスバリストではない。あくまで北国(雪国)特有の事情も絡み、スバルのクルマに乗っているのである。もちろん自分のクルマは気に入っているが、自動車メーカーに対して盲目的な愛情は持っていない。これはカメラに対しても同様だ。ライカや富士フィルムのカメラを使っていて、メーカーの成り立ちに敬意を持っている。自分のカメラも大好きだ。だが盲目的な愛情までは持っていない。僕はそういうタイプの人間だ。ただし家人は事情が異なるようで、自分のことを「スバリスト」と呼んでいる。正直、最中が特別好きなわけでもないし、こんなことの為にわざわざ群馬まで行くのも躊躇われた。そこで折り合いをつけたのが、近くの太田駅の町並みが素晴らしいことだった(昨日掲載済み)。まあとにかく、お菓子もろもろを買ってきた。包装紙が渋いし、スバルのクルマの歴史を紹介する小冊子まで入っていた。家人も喜んでいたので、良しとしよう。









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12 コメント

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Unknown (azumino)
2022-08-14 10:43:04
こんにちは

スバルの最中の紹介ありがとうございます。初めて知りましたが、ユニークで、地元愛、スバル愛が溢れている商品のようですね。

太田市には「Km Blue」というジャズ喫茶があり、2~3回訪れていて、お気に入りです。次回は、是非伊勢屋さんで最中を買い、やはりスバルの工場の近くにある「Km Blue」で珈琲を飲んできたいと思います。

僕はホンダの車に乗っていますが、長野県内でもスバルに乗る人は多いです。たまに乗せてもらうと、安定感があって、優れていると思います。
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6さんへ (のびた)
2022-08-14 17:40:44
自分だけの趣味に生きるのではなく 奥様も大切に 可能な要望は叶えてあげる
優しさに溢れています
スバル 車のこと とたどり着くまで数秒を要しました
ダイハツとホンダが私の乗った車です(笑)
最中 企業と和菓子屋さん 微笑ましい連携です
太田市 私はイルミネーションと芝桜だったかなぁ 頭の中の訪問地が最近 ごちゃ混ぜになりそうです
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Unknown (しまねこ)
2022-08-14 18:33:17
こんにちは。
スバル最中は、ミュージアムのショップなどでの販売かと思っていましたが、こんな懐かしい感じのお菓子屋さんなんですね。
BLレガシィの包装紙、渋いですね。
横にあるお赤飯にも惹かれます。町のお菓子屋さんらしくて。

私も、自身ではスバリストの自覚はないですが、太田市の工場に一度は行きたいと思っているあたり、素直に認めたほうがいいんでしょうね。
車に限らず、開発ヒストリーとか大好きなので、モノづくりへの尊敬の念がベースにあるんだろうとは思っています。
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凄い…! (ななもりうぃるまま)
2022-08-14 22:36:25
車が印刷?されたクッキーもあるのですね!
凄い…! 好きな方は反応しちゃうんじゃないでしょうか。

終戦日が近いので、スバルネタをひとつ。
(ご存知でしたらごめんなさい…!)
中島飛行機時代、終戦に伴い残りの飛行機は全て破棄するように…
と命令が下されたそうなのですが、
命がけで技術を磨いてきた当時の技術者達は、どうしてもそれが出来ず、
ひっそりと敷地内に埋めて隠したそうなのです。
そんな事はすっかり忘れ去られていたそうなのですが、
本工場の敷地内、大工事に伴い大掛かりに掘り返した際、
その飛行機(技術の結晶)が出てきたのだとか…。

その技術者達の熱き想いに、感嘆したのでした!
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Unknown (クリン)
2022-08-15 05:11:04
ななななんとすばらしいモナカでしょう✨✨✨✨わざわざ買いに行く価値がありますね!奥さまのお気もち、とてもよくわかります🐻!!サブレも本格的な絵がステキです🍀🍀包装紙のカラーリングも完ぺきな色合いです⤴✨
以前広島旅行をしたさい、地元マツダのもみじまんじゅうを見つけましたが、あれは箱だけでした・・スバルのほうが上ですね👑
(ななもりうぃるままさま←で合ってるかな?のコメント、ふと目に入りましたが、グッとくるエピソードですね🎵)
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azuminoさん (6x6)
2022-08-15 07:03:36
おはようございます。
「Km Blue」、次の機会(あるのだろうか?)があれば是非寄ってみたいです。
暑かったので、アイスコーヒーとジャズでで涼めば最高でした。ちなみに普段ジャズ喫茶では夏でもホットコーヒーですが、太田は暑かったです。
「Km Blue」は、秋田横手の「tempo」
と雰囲気が似ているようです。こちらは不定期営業になってしまいましたが・・・。

追伸:静岡出身なので、いつかは本田宗一郎のクルマと思っております。
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のびたさん (6x6)
2022-08-15 07:07:37
そんなに褒められたことではありません。
嫌や嫌や妥協いますから(笑)。
かつての富士重工業は、株式会社SUBARUになりました。工場内に博物館ギャラリーがありますが、コロナ禍で公開は停止中で残念でした。
これで群馬は終わりで、栃木に向かいます。
本当は前橋とか、色々行きたかったです。
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しまねこ さん (6x6)
2022-08-15 07:12:07
最下段はサブロク焼き(スバル360)で、サブレーは開けてのお楽しみで、WRX STIもあるそうです。
写真を載せ忘れましたが、普通の最中(BL5)が一番美味かったです。
一枚目の横断歩道を渡れば店があります。本当に普通のお菓子屋さんで、逆に驚きますが、スバリストが何組も買い物に来ていました。
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ななもりうぃるまま さん (6x6)
2022-08-15 07:17:40
これは凄いエピソードで、胸熱ですね!
中島飛行機が、富士重工業とプリンス自動車に分割されなければ、日本の自動車史も変わっていたと思います。
一方で、お菓子屋さんとのエピソードみたいな話もなかったかもしれません。

スズキのバイクに「隼」がありますが、隼と疾風はスバルが商標登録して発売しろよ、と思います。
スバルのクルマは、正直「えぇーー??」とい所もありますが、技術に込められたロマンが良いですね。
って、僕もスバリストでしょうか?
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クリンさん (6x6)
2022-08-15 07:24:32
包装紙は痺れました。
最下段は「てんとうむし」の愛称で親しまれたスバル360のお菓子で、中身はピーナッツクリーム入りです。
サブレーは現代風のものではなく、昔の味がしました。最中は正統的でした。
大手のライセンス凄惨ではなく、町の小さなお菓子屋さんが作っているところが良いです。

追伸:すでに3分の2は家人が食べてしまったようです。
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