goo blog サービス終了のお知らせ 

No Room For Squares !

レンズ越しに見えるもの または 見えざるもの

初めてのレンズを試そう③〜家には猫がいる

2024-08-28 | 




レンズを試す被写体でいえば、出かけなくても家で猫を撮るという方法もある。上段は「アクロス」モードで、いつも通りである。下段は「モノクロ+グレインエフェクト(強+大)」で粒状度を強めている。どちらが良いかという問題ではなく、様々なモードを使い分けていきたいと思う。このレンズの場合、通常のモノクロモードで粒状度を強めても面白い描写になる。え?、そんなことはどうでも良いですか?。

それでは別の角度から。上段は屋根裏部屋への階段を占拠する猫。日によって寝そべる段が異なる。どういう法則性があるのかは皆目分からない。下段は冷蔵庫の上で寝る猫。冷蔵庫の上は少し熱くなっているのだけど、猫は何故かここが好きなのである。この猫の写真を13年に渡り撮り続け、撮影枚数は軽く1万枚を超える(もしかすると3万枚を超えているかもしれない)。正直どんなレンズだろうと関係ないところまで来たが、それを言ったら話が終わる。今回の結果を踏まえ、これからも撮り続けよう。


X-PRO3 / Voigtlander NOKTON 23mm F1.2 Aspherical
コメント (7)

iPhoneで猫の写真を撮ること

2024-08-24 | 
iPhoneで撮った写真である。背景のボケは擬似的なもので、若干の不自然さはある。それでもスマホのカメラ性能は日進月歩であり、もはや大抵の人にとって、iPhoneさえあれば事足りる状況となった。カメラの性能だけでなく、その保存とアウトプットに関してもスマホは優秀な装置であり、人々と写真の関りはスマホ以前の時代とは大きく変わった。とはいえ世の中には「大抵の人はiPhoneで間に合うかもしれないが、自分はそれでは飽き足らない」という層が必ず存在する。僕もその層に属している。これは他の世界、例えば顆粒出汁の世界でも同じことだと思う。最近の顆粒出汁は本当に優秀で、一般的な料理あれば昆布から出汁を取らなくても十分代用できる。この分野では僕は顆粒出汁の世話になる。一方で顆粒出汁では満足できずに、必ず自分で出汁を取らないと納得できない、そういう人も必ず存在する。

そういった例は枚挙に暇がないが、キリがないので話をカメラに戻そう。時折、僕は誰かから「カメラが趣味なんですよね?」とか「カメラをやっているそうですね?」と聞かれることがある。面倒な人と思われないよう適当に答えるが、本当は「カメラをやっている」なんて変な用語は存在しないと言いたい。そもそも僕の趣味は「カメラ」ではない。「写真を撮ること」である。カメラはその為に必要な機材でしかない。本質的にはテニスとラケットの関係と同じである。・・・。
いやそれは言い過ぎだな。写真撮りの多くはカメラが大好きなのである。写真を撮ることが主目的でも、道具にも偏愛を注ぐ。それは認めよう。そこを見透かされているので、「カメラをやっている」なんて変な言葉が生まれたのだろう。

若い写真撮りのなかには、デジタルネイティブでフィルムカメラを使ったことのない人も増えている。それどころか今後は、カメラを使ったことのない人も増えてくるだろう。スマホで写真を始め、スマホでしか写真を撮ったことのない人たち。心配しなくても、「カメラが趣味」なんて言葉は消えていくのかもしれない。そんな妄想をしながら猫の写真をiPhoneで撮ったわけだが、猫にとってそんなことはどうでも良い問題みたいだった。「面倒なこと考える二ャ」と言っていた。

iPhone 15 PRO



コメント (6)

謎のムーブを繰り返す猫

2024-08-04 | 
やっと梅雨明けした秋田県。同時に本格的な暑さがやってきた。猫もエアコンの風が当たるテーブルに陣取ることが多くなった。そこで十分涼むと、今度は明かり取りの窓から陽射しが差し込む場所に移動し、わざわざ強い陽射しを浴びる。茹で上がると再びエアコンの風が当たる場所に戻る。これを延々と繰り返す。おっさんがサウナで過ごす休日みたいである。このムーブが好きなようで、辞めさせようにも言うことを聞かない。

GRⅢ



コメント (6)

猫の暑中見舞い~狭い額の写真

2024-07-25 | 



暑い日が続きます。例年のことなので、我が家の猫から暑中見舞いを申し上げます。正直なところ、秋田県の夏はまだそれほど暑くない。でも猫は御覧の通り。今回は狭い猫の額にピントを合わせてみた。「猫の額ほどの〜」といえば、狭いことを意味する言葉である。例えば「猫の額ほどの我が家の裏庭」。猫の額自体が狭いことの象徴なのに、今回のレンズはその額全体にはピントが合わない。猫の下のラグを見れば、ピントの合っている範囲が分かると思う。眼にピントを合わせれば、ヒゲはアウトフォーカスになる。写真撮りにとって極薄ピントのレンズで写真を撮る緊張感(そして喜び)は堪らないものがある。でも肝心の被写体は、暑さに弛緩して緊張感の欠片もない。暑い日もこうやって猫と遊んでいる。

追伸:昨日からの大雨で、秋田県内では由利本荘市を流れる石沢川の堤防が一部決壊するなど被害が心配されている。まあ僕のところは特に被害もありません。大雨の被害についてはピンポイントで発生するので、全国ニュースで全容を知ることは難しいと痛感した。静岡にいる僕の親からも「避難しろ」とメールが来た(笑)。テレビ報道は災害発生後でないと機能しない。それでも携帯電話やWEBサイトで細分化した気象予報や雨雲レーダーを誰もが見ることできるのだから、良い時代になった。

X-PRO3 / XF56mm F1.2R WR
コメント (10)

やめられない悪癖

2024-07-10 | 



我が家の猫、銀次郎さんは水を蛇口から直接飲むことが好きだ。家の中には他にも何箇所か常に水を入れた容器を用意している。この蛇口のすぐ近くにも水入れはある。どういう基準で使い分けるのかは分からないけど、蛇口の水でなければ駄目なときがある。蛇口の前に座り込んで、水が出るのをじっと待つ。この悪癖に伴い、以前に気管支に水が入ってしまい、咳が止まらなくなったことがある。それ以来、動物病院の先生から蛇口から水を飲むことは禁止された。無論そのつもりではあるが、意地でも譲らない猫の姿勢に根負けし、ついつい蛇口から水を出してしまう。途中何度かの中断を挟み、銀次郎さんはゆっくりと水を飲む。いちいち止めずに出し放しにしておけ、そう思っているようだ。猫よ、そうにもいかないのだよ。それより気管支に水が入らないようにな。

GRⅢ
コメント (12)

家の猫は本の匂いが好きだ

2024-05-20 | 
石巻シリーズ掲載中だが、間に一回、猫の写真を挟む。特に意味はない。

家の猫、銀次郎は無数の昼寝スポットを自在に使い分けている。最近のお気に入りは、僕の屋根裏部屋の本棚の前だ。飼い主が本好きだと、猫も本好きになるのかもしれない。ちなみにレコード棚の前では、しきりにスリスリして自分の匂いをつけようとする。あと僕が密かに恐れているのは、スピーカー周りでの猫の行動である。以前使っていたJBLではサランネットの感触が大好きで、爪でボロボロにしてしまったことがある。以降、ガードを付けたり猫との攻防が続いた。現在はスピーカーは小型化し、サランネットは付いていない。もしウーハー自体に爪をたてられたらアウトとなる。ウーハーには興味を示さないが、バックロードホーンの開口部(スピーカー下部の穴)に手を突っ込むようになり、心配している。基本的に僕の持ち物を弄ることが好きなようだ。



GRⅢ
コメント (10)

13歳の誕生日を迎えた猫・銀次郎さん

2024-04-24 | 
<13歳になった銀次郎さん>



<13年前の銀次郎さん>



本日4月24日は、銀次郎さん(我が家の猫)の誕生日である。満13歳になった。銀次郎さん、おめでとうございます。13年もの間、一緒に生活してきたと思うと、感慨深い。先代の猫「チビ」は2010年に13歳で亡くなった。ひとつ年上のボス猫「シャトン」は翌2011年に15歳で亡くなった。そのボス猫と半年ではあるけれど、共に暮らし育てられた銀次郎。命は繋がっている。これからの時間を慈しむように大事にし、共に生きていこうと思う。


X-PRO3 / XF56mm F1.2R WR

コメント (25)

猫たちの午后~Cat Day Afternoon

2024-04-20 | 
ある日の午后のことだった。家の猫、銀次郎が窓から外を眺めている。季節柄、外猫たちの往来が増えてきた。勢い銀次郎のパトロール頻度も多くなる。この窓の下は外猫銀座と言われるほど、数多くの外猫が行き来する。監視をしながら銀次郎は、春の空気を吸って気持ちよくなってウトウトするのが常である。監視が機能しているとは思えない。

そこで僕は、こっそりと外に廻って、監視している銀次郎の様子を撮影しに行った。それがこの写真である。抑止力として機能しているのかどうか、それは写真を見た諸兄(姉)の判断に任せる。網戸が紗のような効果を発揮し、不思議な味わいの写りとなった。

X-PRO3 / XF35mm F1.4
コメント (8)

Long time no see〜四ヶ月振りの更新

2024-03-03 | 
最後のブログ更新から、ほぼ四ヶ月が経過した。その間、様々な変化があった。大きな変化もあれば、小さな変化もある。もう終わったこともあれば、これから起こるであろうこともある。それを一から十まで語るつもりはない。一つ言えるのは、なかなかしんどい四ヶ月だったということだ。

でも「しんどい」と言いながら、この四ヶ月、僕は仕事をし、ご飯を食べて、普通に生活してきたのも事実である。だからブログだって更新しても良いのかもしれない。やっとそう思い始めた。たったそれだけ思うのに四ヶ月も掛かった。まだ毎日更新できる状況にはないし、写真を撮りに出かける機会も極めて少ない。それでもブログを再開したいと思う。そして以前のように、それを生活のベースに据えることを目標にしよう。当面はスポット的にしか更新できないし、再び長期停止するかもしれない。とにかくできる範囲で一歩を踏み出すのである。

更新が止まっている間に訪問頂いたり、コメント頂いた皆様に感謝しています。皆様のブログ訪問(というか自分のブログだった)もままならなかったけど、徐々にお邪魔していくつもりです。今後ともまたよろしくお願いします。

追伸:猫(銀次郎)からの伝言「久しぶりだニャ!!」

X-PRO3 / XF23mm F2R WR



コメント (41)

いつも通りで有難う

2023-10-19 | 
一応断っておくと、僕の体調は問題ありません。血圧が若干上昇気味だけど、他はコントロール出来ていて、服薬ゼロが継続している。いまのところ病気が再発する気配もない。それでも生活全般に眼を向ければ、自分ではコントロールできない物事は余りに多い。途方に暮れることだってある。そんな時、猫がいつも通りの平常運転をしていると、それだけで嬉しくなる。

X-H2 / XF35mm F1.4R



コメント (8)