木綿街道の今後の取り組みについての話し合いが行われた。
市民有志が命名し活動を始めて約10年が経過しました。市民有志の取り組みは理想的である反面、会社や役所とは違い指揮命令系統がありません。そうするとそれぞれの思いや考え方で活動が進められることもあります。
どうしても積極的なメンバーがこの取り組みに参加しているので、それぞれの思惑がありそれを統一していくのは至難の事です。
この点、町興しの母体が、商店会などになっているところはかなり成功しているとおもいます。これは商売につなげるというコンセプトがしっかりしていてぶれないからです。
木綿街道も中心で立ち上げた木綿街道の会が、地元の新しい組織との不調和などから解散し、今、新しい組織をどうゆう形にしていくかの議論が行われています。会議の席上、ある方がそのコンセプトの具体的な方策が何かと質問されました。
私は、このコンセプトは町のブランド化だと思います。どういう事かというと「あ~あそこにお住まいですか すごい所にお住まいですね」とか「木綿街道の醤油ですか。きっと伝統的な製法でしょうね」などといわれる街になることだと思います。
具体的には住民のブランド意識の醸成のために住民が参加する街作りで、花を植える、飾る等で癒しの空間を作る。住宅修景。住民自身のもてなしのこころ。共同作業の渋塗り隊。等があります。 イベントは必ず文化講演を入れる。住民参加の街並み博物館。木綿関連の実演(実習)。などのものを入れる。
このような地味な取り組みがブランド化の促進につながると思います。当初の想いが離れていくのも10年一昔でしょうか。