59's RooM 4 LooP

競馬という趣味のある生活。

春のクラシックは遠い彼方

2010年03月20日 23時58分42秒 | 一口馬主
身体を省みない強行軍の海外出張からヘロヘロになって帰国し、連休中は頭を真っ白にして休養を決め込んでいたら、、おろ?愛馬のレッドバリオスも強行軍で若葉ステークスへの連闘。角居先生、ちょっと焦り過ぎでは?と思いながらも、芝の一線級と皐月賞出走をかけた一戦。応援に力が入らないわけがない。

その若葉ステークスにはブルーミングアレーをエリカ賞で打ち砕いたエイシンフラッシュが予てから出走表明しており注目していたのですが、蓋を開けてみたらエイシンフラッシュは発熱で回避(季節の変わり目ですからね)。強敵とおぼしきはヒルノダムールとペルーサという案外な10頭立てとなり、3番手評価のレッドバリオスもひょっとしたらひょっとしてという雰囲気に私もちょっと浮き足だち気味でした。

パドック周回は良くも悪くも変わりなく。レッドバリオスは尻ったれでやや寸が詰まった感じの馬体なのでサンデー系のようにしなやかで伸びやかな歩様とはいかないですが、この馬なりに馬体は徐々に引き締まってきてる気がします。しかしペルーサはパドックからして抜けて良かったですねえ。

肝心のレース。スタート後は川田騎手がゴシゴシ押すもなかなか先頭に付いていけず。ペースが遅いなら前々での競馬が念頭にあったのでしょうが、思いのほか前半3ハロンのタイムは早く、中団からの競馬に。馬群は前と後ろで真っ二つに別れ、レッドバリオスは後ろの馬群先頭のヒルノダムールを大名マークする形での追走。

3コーナー過ぎから馬群がギュッと詰まり後続が先行集団を飲み込む4コーナーが勝負の分かれ目。瞬間的に脚を使うこの局面でのペルーサ、ヒルノダムール、そしてマコトヴォイジャーと、レッドバリオスではまるで脚が違いました。その差がそのまま直線での伸びにも表れ、直線では差が更に拡がり最終的に3着のマコトヴォイジャーから8馬身も離された4着でのゴール。

1着馬 父ゼンノロブロイ、2着馬 父マンハッタンカフェ 3着馬 父マンハッタンカフェ。前走も父ゼンノロブロイの決め脚にやられました。父ゼンノロブロイは牝馬戦線含め絶好調。レッドバリオスも決してバテてるわけではないのですが…現状はペースがスローでもハイでもサンデー系の決め脚にはどうにも及ばないのは血統だから仕方ないのかもしれません。

角居調教師が指摘するもう一段階のギアが何か分かりませんが、今日のレースを見て勝負どころでの瞬間的な加速能力が一線級とはかなり差があると痛感しました。それがイコールサンデー系なのかもしれません。サンデー系本当に恐るべしで、私の2歳残口馬の選択の決め手ともなっています。こちらは後日談で。

しかしレッドバリオスの健闘は称えてあげたい。なんぼ健康児とはいえ今日の連闘はさすがに堪えたはずで、リフレッシュ放牧ないし次走までの間隔は空けて欲しいと願ってます。ダービーだけが競馬ではないし壊れたら元も子もないですからね。もちろんクラシックの夢が完全に絶たれたわけではないですが、春はいかにも厳しいこと証明されたので、今後はレッドバリオスのペースで成長していつか大輪を咲かせてもらいましょう。

Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ダービーをあきらめない | TOP | 半ば相乗り »
最新の画像もっと見る

post a comment

Recent Entries | 一口馬主