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競馬という趣味のある生活。

2015 ツアー備忘録

2015年06月21日 01時19分26秒 | 一口馬主
今年もリフレッシュを兼ねて社台グループ募集馬1日ツアーに参加してきた。北海道には今月上旬に仕事で行ってきたばかりだが、やはり快晴のもとで馬に囲まれながらあれやこれやと想いを巡らして過ごす1日は格別。出資しようがしまいが毎年でも参加したい行事である。

さて今年は意中の馬が端から決まっていたので、他の馬にあまり関心が持てなかったのが正直なところ。万に一つ他の馬に一目惚れするようなことがあったらどうしようかと思ったが、結論を先にいえばやはり意中の馬が一番心に訴えてくるものがあった。当然ブエナビスタの初仔やジェンティルドンナの全妹など競馬ファンなら誰もが気になる日本最高峰の血統馬たちは素晴らしく目の保養になったが、ここではむしろ意中の馬が存在しなかったと仮定して私的に気になった馬たちを備忘録として残す。写真が酷いのはご愛嬌。


トップモーションの14

いきなり穴っぽいところになるがノーザンファーム生産馬で唯一となるヴィクトワールピサ産駒の牡馬が悪くなかった。ヴィクトワールピサに賭けている社台ファームと違って種付頭数も繁殖の質もさばさばした感のあるノーザンファームだが、育成と外厩の差で本馬が一番走っちゃったりしたら洒落にならない。笑


タンザナイトの14

初年度となるルーラーシップ産駒の人気が凄い。種牡馬として確かに日本最高峰の血統だし産駒のデキも悪くないがそこはまだ新種牡馬。どんな結果が出るかは走ってみないと分らない。この過熱ぶりで思い出すのは同じくエアグルーヴの産駒で長男のサムライハート産駒が募集されたとき。(メインスルーの09:馬名エボニーナイト)本馬は確かにイイがさて。


グルヴェイグの14

ドゥラメンテの登場でエアグルーヴ血統は父系も母系も人気に拍車がかかっている。グルヴェイグは父ディープインパクトの存在を霞ませる稀有な存在の繁殖である。今後母父ディープインパクトの名声を高める役割を担うのが本馬だが聡明な顔つきが印象的。馬体は父キングカメハメハだから今後結構変わってくると思うが贅沢をいえばもう少しシャープさが欲しい。


リッスンの14

間違いなくノーザンファーム産牡馬の一番手。カタログ・DVDではシユーマの14を挙げたが実馬は比較するのが失礼なぐらい醸し出すオーラに歴然たる差があった。母父Sadler's Wellsとの相性がイマイチなのか全姉は今春のクラシック戦線に乗り切れなかったが、本馬は迫力だけでいったらまるでキズナのよう。


タイムトラベリングの14

マンハッタンカフェ産のお値ごろ牡馬。母系はダート活躍馬ばかりだが本馬は柔らかい動きをしており必ずしもダートとは限らないように思う。人気のない厩舎で2次まで残るなら様子見したい馬。


アクアリングの14

社台TCの募集馬に名を連ねるヴィクトワールピサ産の牡馬。半姉が今春活躍してしまったから募集価格も5,000万円と強気。ただそれでも他の社台ファーム産のヴィクトワールピサ産駒のほうが高価なのでリーズナブルに感じてしまう。肝心の馬はかなり良い。こういう馬をサンデーサラブレッドクラブに回したら面白いのに。


ラリーズンの14

形の良い仔を出すことから繁殖として期待されながらもまだ大した結果が伴ってないラリーズンの5番仔。父にハーツクライを迎え体高はそれほど高くないが胴伸びがあって柔らかい歩様は父の良いところを受け継いだと思われ好感。セカンドピアットもこんな感じの馬だった。


ソベラニアの14

白老産は基本的に吉田ファミリーによる持ち回りが暗黙の了解。今年のソベラニアの仔は長兄の社台ファーム預かりとなったが白老産牝馬の中で抜群のデキ。ベストドレッサー賞ではないが皮膚感は全募集馬の中で最高であったし、白老産で黄金に輝く毛色と父ステイゴールドからは偉大な馬を連想させる。今を時めく堀厩舎というのもポイントが高い。


ホットチャチャの14

14年産ステイゴールド産駒は種付料が800万円に思いっきり値上げされた時に付けられている。だから当然繁殖の質もそれ以前とは桁違い。超良血揃いのノーザン牝馬の中では埋もれてしまうが母ホットチャチャはノーザンファームがFasig-Tiptonセールで100万ドルで購入したれっきとしたG1馬である。私はマルペンサの14よりこっちがお気に入り。


ディメンティカタの14

この母にとって半兄サトノプレステージ以来4年ぶり2頭目の産駒。15年産は不受胎でいないから子宝に恵まれないがそんな母の貴重な仔だからこそ一発がありそう。半兄は新馬勝ち後に伸び悩んだが里見さんが見初めた血統であり、首回りの太さなどにディンヒル系の母父Danetimeの特徴が出ているが歩様は父ハーツクライそのもの。


スターダムバウンドの14

今年は関東にも超良血ディープインパクト産駒が並んでしまったものだから本馬の存在感がまるで無い。母はれっきとした超良血G1馬だが上の半兄2頭が思ったほど走ってないせいか過小評価されている。しかしそこは初の父ディープインパクトであり大爆発があっても不思議でない。私は馬体的にマジックストームの14よりこちらのほうが好み。


スタセリタの14

ただいま社台TC募集馬の1番人気を快走中の超々良血馬。カタログの吉田照哉コメントに乗せられてしまったと思いがちだが確かに実馬は雰囲気がある。母と父でG1 16勝はそれこそ欧州のセールに出たら数百万ドルのプライスがつくレベルの血統で、社台ファームが失墜した威信を本馬に賭けているように思う。父Frankelの動向とともに大変興味深い。


シンディの14

社台ファーム産ディープインパクト牝馬の一番馬は母サプレザに違いないが、どうしてどうしてこの母シンディも悪くない。全姉は期待されながら脚元に不安を抱え大成できなかったが脚元の造りは本馬のほうがはるかに良い。繁殖実績がないからこの値段だとしたらかなりお買い得。


アルティマトゥーレの14

社台ファームの隆盛を支えた血統が最近いまいち元気がない。ダンシングキイの系統然りスキーゴーグルの系統もエアトゥーレが老齢となりアルティマトゥーレにかかる期待は高い。Kingmambo系の父ワークフォースを迎えた本馬はそんなファミリーの期待に応えそうなかなり良いデキに映る。


アーヴェイの14

母アーヴェイはレッドディザイアの米国G1勝ちを阻んだいわば社台ファームにとって憎きライバル馬だが現役時の強さを知っているからこそ繁殖としての期待も高い。本馬はステイゴールドらしさが随所に出ている社台ファーム産ステイゴールド牡馬の一番馬と見受ける。


シリアスアティテュードの14

こちらも社台ファーム期待の新しい繁殖にしてステイゴールド産駒。昨年私が第一希望申込をして敢え無く落選したサプルマインドの半弟になるが父が代わっても雰囲気は悪くない。ただ身体は相当に緩そうなのでじっくりと古馬になってからのタイプ。勝ち上がれば天皇賞・春とかの夢を見れそう。


バルドイウィナの14

今年は社台ファームのヴィクトワールピサ産駒に対する並々ならぬ期待が痛いほど伝わってくる。ただ繁殖の質や産駒のデキを差し引いたとしても実際には走ってない産駒にディープインパクト産駒に次ぐ高価な募集価格がついているのには違和感を覚える。値付けで異論は出なかったのだろうか。まあ価格を抜きにすれば本馬が私の1番の好み。


ブルーミングアレーの14

意中の馬。本馬を見るために今回のツアーに参加したといっても過言ではなく、ツアー行程の最後に登場したこともあって本馬をみた瞬間他の馬の記憶が飛んでしまった。当然ひいき目もあるが期待通りのデキで暫く傍から離れられなかった。
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