2021年4月24日、大分車両センター415系セミクロスシート車使用の団体列車「415系セミクロスシート車で行く日豊本線縦断号」が小倉から宮崎まで運転され、翌25日には復路の宮崎→下関→小倉と運転されたが、今回は往路24日の小倉から宮崎まで乗車した。
始発駅小倉駅の発車票。何故か団体 大分と表示されている。
車内の路線図。日豊本線メインの路線図で南は宗太郎まで書いてある。定期運用は日豊本線だと南端は佐伯までのはず。
それと運用も2021年3月改正でロングシート車と共通になり熊本や肥前山口方面にも行ってるはずだが、記載しなくて大丈夫?
スペースの関係で難しいかな?
415系セミクロスシート車団臨 中津通過時から柳ヶ浦通過までの車窓
始発駅小倉から立石までノンストップで運行。本来は大分までノンストップの予定だったが、行き違い列車遅れの影響で立石で運転停車。それでも近郊型電車で85.2kmのノンストップ運行を体験出来るのは滅多に出来ないこと。力強いモーター音を唸らせながらノンストップで日豊本線を走る姿は感動ものだった。
415系100番台の車端部。113系2000番台と同じく車端の2人掛けロングシートとボックスシート。
113系2000番台タイプのこの構造も滅多に見なくなってしまった。JR西日本に残る113系2000番台も体質改善で転換クロスに変わり、大分車両センターに残る415系100番台セミクロスシート車が113系2000番台原型車のイメージを残す最後の存在と言える。
プレート類。2008年に改造工事を受けてるそうで。改造工事は車内化粧板の張替え?
車番。
ドアの床に座らないでステッカーを見ると九州へ来たと実感。そう言えば「手の用心」シールはもう無くなった?
トンネル内走行中。
大分県内の車窓。
大分駅で積み込まれた駅弁。
近年は駅弁はあまり好きではなかったが、こうして食べると美味く感じるから不思議。
運転士行路票のレプリカ。自分は宮崎側の行路を買った。
重岡。ここは既に415系定期運用の区間ではなく、415系が来ること自体がレア。
今回の団体列車で使用されたのはセミクロスシート編成の一つであるFo112編成。2021年3月以降で稼働している415系セミクロスシート車はこのFo112編成の他はFo117とFo118のみ。それだけレアになってしまったのである。
段差が凄い。
床下機器も見える。
415系セミクロスシート車団臨 宗太郎到着前の動画
秘境駅 宗太郎。なかなかの賑わいで人を入れずに撮るのが難しく、これが限界。
こういうアングルの方が好み。
宗太郎の駅名標と一緒に。車体の構造に違いはあるが、かつてこの区間を走っていた457系普通列車を思い出した。
今回の目的は457系に思いを馳せながらの旅で宗太郎と415系の組み合わせもメインだったりする。
宗太郎では先頭車両のみドア扱いが行われ415系では珍しいドアカット光景が見れた。
宗太郎停車中はほぼ無人の状態になったのでこのような光景も撮影出来た。
大分車両センター415系 側面行先表示器 幕回しの様子
宮崎県内の光景。20年くらい前、南宮崎から延岡まで457系普通列車に乗った時のことを思い出し、急行型と近郊型の違いはあれど再びこの区間でMT54の力強いモーター音を聴けたのは最大の収穫。
415系セミクロスシート車団臨 日向市から南日向までの車窓
415系セミクロスシート車団臨から見るリニアモーターカー宮崎実験線跡
日向新富にて。往路最後の停車駅。
ボックスシートがすぐに満席になり2人掛けロングシートになったが、415系の宗太郎越えが体験出来、宮崎県内(延岡~宮崎)で415系のモーター音が聞けたのが個人的に一大イベントで精一杯の走りが堪能出来て満足した。
南宮崎で休む415系Fo112編成。こう見ると457系が居た頃を思い出す。特急ひゅうが車内から撮影。