グレースの自動車・鉄道撮影記

80年代の自動車(日本車と日本車ベース自動車)の画像や鉄道車両(115系等)の写真など。画像の無断転載は固くお断り。

2021年9月に見掛けたスバル レックス3代目

2021-11-15 16:45:49 | 日本の旧車・珍車など

 1986年から1992年まで生産されたスバルの軽自動車3代目レックス。レックスとしては最終代となる。
 レックス自体が生産終了してから30年近く経ったのでレックス自体滅多に見なくなったが、今回は3代目レックス、それも前期型のバンモデルを見掛けた。
 バンモデルはレックスコンビと呼ばれ、リア左側にロゴが書いてある。
 助手席側パネルにお洒落な感じの時計が置いてあり、ほのぼのとした雰囲気である。


 リア右側にはバンモデルらしく最大積載量200Kgの表示がある。
 さらに運転席ドア付近には無鉛ステッカーも残っている。
 札幌40ナンバーが新車時からのナンバーだとすると1988年1月からマイナーチェンジする1989年6月までの年式だろう。
 高齢者マークが付いてるので、ワンオーナーの可能性も高そう。
 こういう地味な感じの古いクルマはなかなか見ないので、レアな物が見れて得した気分。こういう個体、自分は結構好きである。

2021年9月に見掛けた80年代後半から90年代前半のトヨタ4ドアセダン車

2021-11-09 20:38:49 | 日本の旧車・珍車など

 1987年から1992年まで販売されたT170型コロナ。この個体は1989年11月以降の後期型。
 日本国内で見掛けるT170コロナは後期型が多い気がするが、年々見る機会は減っていると思う。


 札幌52ナンバー。新車時からのナンバーだろう。


 リア。この角度からだとグレード等は不明。かつては当たり前のように見掛けたT170コロナも、今となっては貫禄を感じる。こういう4ドアセダンが国内で見る機会が減ったからな。




 先ほどのT170コロナから少し離れた所にはV30カムリが居た。これも当たり前のように見たクルマの一つ。
 1990年7月から1994年7月まで販売だが、写真の個体は1992年6月以降の後期型。
 リアには2.0ルミエールのロゴが見えるから型式はE‐SV32ということになるのだろうか?
 先ほどのT170コロナと同じく二桁ナンバーで札幌53である。これも恐らく新車時からのナンバーだろう。
 
 同じエリアで80年代90年代のトヨタ4ドアセダン、それも二桁ナンバー車が見れて流石北海道と思った。


北海道千歳市 竹田牧場で保存されている「アルファコンチネンタルエクスプレス」を撮影 

2021-11-09 11:00:21 | 鉄道写真

 国鉄末期の1985年に急行型気動車キハ56を改造したリゾート列車。先日乗ったノースレインボーエクスプレスの先輩に当たる。
 毎年、冬になると千歳空港は本州からのスキー客で賑わっていて、国鉄のスキー臨時列車はキハ56系が主力であった。キハ56もけして悪い車両ではないが、この段階で25年前後の車齢で飛行機やホテルと比べると古さが否めない状況だった。国鉄も何かスキーリゾートに相応しい列車を投入したいだろうが財政難なのでそれどころではなかった。
 そこでトマムスキー場のホテルアルファ・トマム、サホロスキー場のコンチネンタルホテルと手を組み、改造費は国鉄負担でホテル側が座席の約80%を国鉄に対して収入保証するというこれまでにない方式が取られた。
 登場後は札幌~トマム・新得のアルファコンチネンタルエクスプレスは勿論、富良野方面のフラノエクスプレスにも使われて好評を博し、アルファコンチネンタルエクスプレス以外にも5本のリゾート列車が北海道に登場した。


 しかし種車の車齢から数えて30年以上は経過していて老朽化が進行していたことから、1994年10月にさよなら運転を行い、後輩のリゾート列車達に後を託した。
 北海道初のリゾート列車ということだからか、先頭車のみJR北海道苗穂工場で留置されていたが、2002年に競売に出され、千歳市の竹田牧場が落札し、2021年現在も竹田牧場にキハ59 2が保存されている。
 今回はその竹田牧場さんに予め電話予約を行い、2021年9月某日、アルファコンチネンタルエクスプレスのキハ59 2を撮らせて頂いた。


 サイド。窓付近の黒色がいいアクセント。




 後ろ側。この貫通扉から車内に入ることが出来る。
 竹田牧場さんがこのアルコンを落札した経緯は、近くを走る石勝線でアルコンが走る姿を見て御家族で「いつか乗ってみたいね。」と話していた。しかし乗らぬままま引退してしまったものの、後年新聞記事で「アルコン」落札の記事が目に留まり、縁を感じて落札に応募したとのこと。
 二番目の落札額だったものの、一番目の落札額の方が辞退し、その結果、竹田牧場さんの所へアルコンが嫁入りすることになった訳。竹田牧場さんの熱い想いがアルコンに伝わったのだろう。


 車内。現役当時の姿ではないものの、ゴールドの枠がアルコンらしさを残しているのでは。
 宿泊所として使う計画もあったが、姉歯事件の影響で耐震強度が足りないので、宿泊施設としては使っていないとのこと。学生の農業体験実習の更衣室に使ったり、JR北海道関係者がこのアルコンで宴会場として使ったりしたらしい。
 

 展望席付近。この座席は元々アルコンの物ではない。それでも昭和末期のバブルな雰囲気は健在。


 アルコンの模型も。


 JR北海道OBの方が寄与してくれた制服。


 話が前後するが、乗降用扉。銅製ドアのままだが、キハ56のドアは元々この色だろうか?




 最後に運転台の写真。先日乗ったノースレインボーもそうだったが、とにかくガラスが大きくバブル期の遊び心や楽しんでもらおうという雰囲気が感じられる。自動車で言えばワンボックスカーのサンルーフに近い感じ。アルコンのデザインは新潟のアルカディア(後の盛岡支社のKenji)や金沢のゆぅトピアにも影響を与えた。

 このアルファコンチネンタルエクスプレスを竹田牧場敷地内で撮影する時は必ず竹田牧場さんに事前に電話で確認をしてください。見学料は大人1000円です。
 それと今回はアルファコンチネンタルエクスプレスを快く見せてくださりありがとうございました。アルファコンチネンタルエクスプレスが永遠と保存されることを願います。
 (アクセスはあつまバス厚真行き「まきばの里」下車。本数は一日3本程度なので注意。)
 
 

大地のテラスに保存されている711系電車を撮影

2021-11-02 11:11:55 | 国鉄通勤・近郊型・急行型電車

 函館本線電化に伴い、北海道向け初の国鉄電車として1967年に試作車が登場し、改良を重ねながら1980年まで製造された711系電車。
 2015年3月まで活躍し全車引退となってしまったが、北海道初の国鉄電車ということからか、S103編成の両端の制御車が大地のテラスにて静態保存されている。
 (711系は他にもクハ711‐29が千歳市でカフェとして使われている。)


 クハ711‐203。前頭部が補修中の状態。S103編成は711系100番台のグループの一つ。100番台は千歳線・室蘭本線室蘭~沼ノ端電化用で1980年に製造され711系としては後期の部類になる。S103編成は東急車輛製造で2001年に冷房化改造が行われた。
 余談だが、東急車輛(現総合車両製作所 横浜事業所)と比較的近所の所に住んでるので、東急車輛製の711系が保存されたのは嬉しい。


 方向幕。100番台は新製当初より方向幕が搭載されたのが特徴。ぱっと見は国鉄フォントのように見えるが、よく見ると国鉄フォントではない。千歳線・室蘭本線の運用が無くなり、札沼線電化で同線運用が追加されて幕が交換された時(2012年10月)の物だろう。


 「あぐり」とはアグリカルチャー(農業)のことね。


 クハ711‐103。


 幕は「いしかりライナー」小樽行き。






 管理は岩見沢赤電保存会が行っている。自分もこの711系が保存される際、10000円を出したので永遠と保存されてほしい所。大変だと思いますが。


 クハ711‐203のドア鍵。車内を公開する時はこのドアを開錠して出入りするのだろう。


 乗降用ドア。長らく白Hゴムを保持していたが、ドアガラスは現役末期の頃に黒Hゴムに交換された。少し前のJR東日本首都圏エリアの113・115系もそんな感じだった。JR北海道でお馴染みだったモジャくんステッカーも残っている。


 クハ711‐103の室内。座席が撤去され多目的ホール的な感じで使っているのだろうか?




 クハ711‐203の室内。こちらは何も手が加えられていない様子。




 道路側より。


 JRマークが残っている。この方が現役感があっていいかな。











 大地のテラスに来たからには食事をしない訳にはいかない。



 自分はご飯やおかず・サラダがおかわり出来るサラダバーを注文。さらにデザートも食べられる有難いコース。
 次はレンタカーで来ようかな。

 岩見沢駅周辺に戻った後は↓を動画撮影。
岩見沢付近を通過するロイヤルエクスプレス北海道

 この伊豆急のリゾート21はJRの113系と似たようなモーター音やファンの音がするが、機関車牽引なのであまり音がしない。マニ50の本州仕様の台車音が北海道で聴けたのは興味深かった。
 これらは全て2021年9月撮影。