グレースの自動車・鉄道撮影記

80年代の自動車(日本車と日本車ベース自動車)の画像や鉄道車両(115系等)の写真など。画像の無断転載は固くお断り。

2022年11月に見掛けた80年代~90年代のトヨタ車

2023-08-11 13:55:28 | 日本の旧車・珍車など

 デリボーイ。1989年から1995年まで販売。


 M30系ライトエーストラック。スーパーシングル ジャストローでいいのかな?フロントグリルの形状からして1996年11月までのモデルだろう。
 このような1トントラックで青色の個体は日本だと珍しい感じがする。まるで韓国や台湾の1トントラックを見ているような気分。


 最後にマスタエースサーフを。2代目タウンエースの北米向け仕様車トヨタバンを日本仕様にしたもの。姉妹車タウンエースよりも上級的なワンボックスカーとしてトヨタ店(クラウンなどを販売)の専売車種として販売された。
 写真の個体は商用バンのように見えてしまうが、マスターエースサーフは商用バンの設定は無いので、この個体はビジネスワゴンSW。遊びに仕事にもマルチに使えるのが謳い文句で、フロントデザインは乗用モデルであるものの、リアデザインはタウンエースバンと同じなのが、このグレードの興味深い所であるだろう。このような個体は残りにくいので貴重な一台と言える。雰囲気的にガソリンスタンドの看板として使われている様子。
 写真の個体は1988年8月から1992年1月までの後期型。個人的には中期型が好きだが、現在ではマスターエースサーフ自体が貴重だし、希少なビジネスワゴンが記録出来て良かったと思った。

2022年11月に見掛けたスバル サンバーディアスクラシック

2023-08-10 17:17:15 | 日本の旧車・珍車など

 5代目サンバーに設定されていたディアスクラシック。90年代のレトロ顔ブームの先駆者で街中で結構見た記憶があるが、最近は見る機会が減りつつあるかも。元々は長崎県のハウステンボスで使用する為の特装車だったが、1993年の東京モーターショーで反響があったので市販化した経緯がある。
 写真の個体は二桁ナンバーだが、雰囲気的に倉庫として使われている様子。90年代のレトロブームの時代の自動車もこのように使われるようになったのかとしみじみ。

2022年11月に見掛けたマツダ ボンゴシリーズ

2023-08-10 16:11:43 | 日本の旧車・珍車など


 SK型ボンゴブローニイバン。1999年から2010年まで生産されたので、珍しいかどうか微妙な感じだが、近年は見る機会が減っている感がある。
 珍しいかどうか微妙でも気になった個体は記録して損は無いかと思う。

 ボンゴフレンディ。1999年2月以降又は2001年9月以降のモデルになるのだろうか。中期・後期の判別が難しいが。
 屋根を見て気づいたと思うが、この個体はオートフリートップで屋根上に備え付けのテントが電動で持ち上がり、屋根裏部屋が出来る仕組みになっている。それなので家族旅行向けのキャンピングカーとも言えよう。(オートフリートップはダイキョー・べバスト社が製作)
 ボンゴフレンディは5ナンバー車だが、オートフリートップは全高が2mを超えるので3ナンバー登録となっている。しかしこの個体のナンバーを見ると貨物扱いの1ナンバー。何らかの事情で貨物車登録を行い全高の関係で1ナンバーになったのだろう。

鹿児島車両センター415系(500番台)車両撮影会に参加

2023-08-07 10:15:46 | 国鉄通勤・近郊型・急行型電車

 

 2022年11月23日(水・祝)、JR九州 鹿児島車両センター415系(500番台)車両撮影会が開催されたが当方も参加したので、その時の写真を紹介したい。事前申し込み式の抽選式であまり期待してなかったが、当選し撮影会に参加することが出来た。
 415系500番台は常磐線の混雑緩和と401系老朽置き換えの目的で1982年から1985年まで製造され、当初は全車、勝田電車区に配属された。
 国鉄末期の1986年3月に車両番号513~517番の4連5本が421系初期車置き換えの為、九州の南福岡電車区に転属。南福岡車は国鉄解体後、JR九州に継承され、主に九州北部の通勤・通学輸送を担ってきた。
 2007年春頃、鹿児島地区の普通列車で使われていた急行型457・475系電車の老朽置き換え目的で南福岡配置の415系500番台が全て鹿児島へ転出し、鹿児島地区のラッシュ輸送などで使われてきた。
 2022年9月、JR九州の415系鋼製車が老朽化で全て引退することになり、鹿児島地区の415系500番台も同時に引退することになった。これらの車両の引退イベントとして11月23日、鹿児島車両センターにて同センター所属の415系500番台2本並べた撮影会が行われた。
 今回、並べられたのはFk516編成とFk517編成の二本。まずはFk516編成から。

 516編成は霧島神宮幕で展示。

 517編成との並び。


 乗降用扉。今回は516編成の車内には入ることは出来ず、516編成の車内写真は無いので悪しからず。少し見えにくいが、車内ドア上の鴨居部の形状を覚えておいてください。

 銘鈑。Fk516編成は昭和59年(1984年)東急車輛製。


 続いてFk517編成を。個人的に今回は517編成がメイン。この編成は車内に入ることが出来たので車内の写真も撮ることが出来た。


 Fk517編成クハ411‐617の車内。偶数寄り先頭車、日豊本線基準で言うと鹿児島寄り、常磐線基準だと上野寄り先頭車になる。 
 500番台は全てロングシート。これらの電車が沢山走っていた頃、ハズレ扱いにしてたのが懐かしい。特に常磐線の付属編成や水戸線で500番台が来るとガッカリしていた。
 製造当初から茶色の座席ではあるが、JR九州に継承されてから(2000年代になってから?)モケットを交換しているようでチェック柄のモケットに交換されている。

 クハ411‐617のトイレ付近。このような二人掛けクロスシートが設置されている。

 クハ411‐617の中央付近で撮影。左側にくず物入れが設置されているのが分かるだろうか。元々415系には設置されていなかったが、鹿児島地区へ転出した415系500番台には設置されていたのが特徴だった。415系500番台の前任者457・475系にはデッキにくず物入れが付いていたのでそれを継承したのだろうか。個人的な憶測ではあるが、このくず物入れが457・475系を受け継いでいるように見えて鹿児島地区の415系500番台は少し気になっていた。2001年に西鹿児島駅で見た475系の強烈な記憶が鹿児島地区415系500番台が気になる要因だったかもしれない。
 ロングシート車ではあるものの、少なくなりつつある東海型電車が走るだけ有難いと思うようになった。


 ドア付近の写真。先ほどのFk516編成とドア鴨居部の構造が異なるのが分かるだろうか?516番編成と異なり凹凸が無くなっている。この517番編成からドアエンジンが変更され、201系電車や713系電車と似たドアエンジン音となっている。
 またロングシート端には灰皿撤去跡も残る。



 Fk517編成で個人的に気になる点は乗降用扉の鍵穴の位置。国鉄鋼製近郊型電車だと乗降用扉の鍵穴は外側から見ると右側に付いているが、415系500番台だとドアエンジンが変更された後期型は一部の扉の鍵穴が左側(車内側から見ると右側)に付いているのが目を引く。


 113系・115系・415系鋼製車などの国鉄鋼製近郊型電車ではこのように右側に鍵穴に付いてるのが一般的。103系などの通勤型では一部の扉の鍵穴が左側に付いている。

 モハ414‐517の車内。立ち入り出来なかったので、クハ411‐617から撮影。


 Fk517編成は昭和59年(1984年)日立製作所製。


 方向幕。モハ414の方向幕は九州だと一部を除き準備工事のみ。方向幕使用開始も1997年頃と意外と遅め。

 撮影会終了。短い時間ではあったが、現役時に乗車出来なかったFk517編成の記録が出来てその点では収穫ある撮影会だったと思う。
 事前申し込み制の撮影会は賛否両論あると思うが、個人的に遭遇しづらい車両を記録出来る貴重なチャンスなのでその点では悪くないと思う。

 最後に鹿児島車両センターで見掛けたこのような編成を。

 恐らく廃車回送前かな。キハ47に特別快速幕あったのか。