グレースの自動車・鉄道撮影記

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2023年2月に撮影したJR九州415系100番台

2023-12-24 17:10:48 | 国鉄通勤・近郊型・急行型電車
 JR九州では2023年2月25日「日豊本線特別運行!SL人吉の客車で行く!門司港の旅」を開催した。門司港到着後は「重要文化財でフレンチコース」「415系見学コース」の二つのコースが設定されたが、自分は勿論、「415系見学コース」に参加。それなのでこの日に撮影した415系の写真を中心に紹介したい。

 大分から門司港までSL人吉客車で移動。DE10のプッシュプル。


 門司港の留置線では運用を離脱し疎開されている415系100番台のお出迎え。見て分かったと思うが、タウンシャトルのヘッドマークを取り付けていた。JR九州普通列車のタウンシャトルのヘッドマークは国鉄末期の「マイタウン電車」のヘッドマークから始まり、これまでの優等列車メインの汽車ダイヤから普通列車を等間隔・高頻度で運転する「シティ電車」方式への転換をPRしたものである。九州以外の北海道 札幌近郊や長野地区・北陸地方・山陽地方の普通電車でも「シティ電車」方式が取り入れられ「〇〇シャトル」「〇〇エコー」などのヘッドマークが取り付けられ、1990年代終わり頃(地域によっては1990年代前半)まで見られた。九州のマイタウン電車はJR九州発足後は「タウンシャトル」のヘッドマークへ変更され長崎地区や大分地区の普通列車にも取り付けられた。
 





 タウンシャトルマークは色々な種類があり車種や地域によって取り付けるヘッドマークが異なっていたような気がする。

 先に車内や運転台の写真を掲載しよう。今回、車内見学出来た編成はセミクロスシート編成のFo112編成。










 九州の415系は荷棚上も広告スペースになっていた。











  形式写真


 留置期間が長いからか、車体の至る所に錆が出ている。

 奥の方へ行くと、タウンシャトルマークを付けたFk513編成が。この編成は国鉄時代は常磐線で活躍していた編成で、2007年から2022年秋の引退まで鹿児島地区で活躍していた。

 このタウンシャトルマークは長崎地区で走っていた715系電車が付けていたイメージ。魚のイラストが可愛い。

 このタイプのヘッドマークは北九州エリアのイメージ。こうして見ると引退した電車とは思えない。

 先ほどのマークと同じデザインだが、綺麗なヘッドマーク。タウンシャトルと言えばやはりこのマークのイメージ。

 左下のピンクが薄くなったようなマークもあったのか。タウンシャトルマークは色々あって面白い。

 有田陶器市号のマークも。
 自分が最初に九州へ行った時(2001年夏)はタウンシャトルマークが無くなっていたので、今回このようにタウンシャトルマークを掲げた415系が見れたのは非常に有意義だった。個人的に九州と言えばタウンシャトルマークを付けた電車のイメージが強いし、幼い頃の鉄道図鑑で見た記憶がある。


 九州鉄道記念館で撮影したクハネ581‐8の車内。車内に入れなかったので外から撮影。個人的には近郊型電車が好きなので715系時代の車内が残っていて良いと思っている。それだからかつてのシルバーシートマークが残っていて、90年代の雰囲気が楽しめて良いと思っている。タウンシャトルマークの415系を見た後で見ると90年代の九州へタイムスリップした気分になる。



 気分だけでも90年代の九州。
 門司港駅へ行くと




 813系が登場して間もない頃のような光景だな。


 集合時間になり門司港からは再び人吉客車の団体列車に乗って大分方面へ向かいその後は解散。人吉客車に乗るのが少し大変だったが、タウンシャトルマークを付けた415系が撮影出来たのは大きな収穫だった。

「SL人吉客車で行く!門司港の旅」門司港から小倉までの車窓  
 門司港から小倉までの間は疎開留置中の415系白電の姿が確認出来る。



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