2022年5月28日に開催された「143系×115系懐かしの新潟色撮影会in新潟車両センター」。
実を言うと自分も参加したので撮影した写真を掲載する。
こうして見るとみかん電車とさつまいも色電車との並びと言いたくなる。
115系N‐40編成は1981年7月14日に製造されたそうで、長らく長野地区で運用されていたが、2015年12月17日に新潟車両センターへ転入してきた。
長野時代は長野総合車両センターN‐9編成で他の長野車と同じように信州色に塗り替えられて活躍したが、2014年3月頃に長野総合車両センターで湘南色に復元され、それ以降は信越本線 長野~直江津間メインで運用されしなの鉄道にも乗り入れたりもした。
2015年3月の北陸新幹線絡みのダイヤ改正では長野115系N編成の定期運用は消えたが、このN‐9編成は臨時用として残り、善光寺御開帳期間中は篠ノ井線代走運用にも入ったり新潟転出前にはクモヤ143‐52と連結した団体列車としても運用された。
2015年12月の新潟転入後もしばらく湘南色のまま運用に入ったが、2017年12月に大宮総合車両センターで懐かしの新潟色に変更された。
懐かしの新潟色は1960年代前半に新潟へ転入してきた70系電車に採用されたもので、雪の多い地域でも目立つように赤と黄色の塗装が採用された。
元々115系電車には使われなかった塗装だが、ファンサービスなのか2017年1月にN‐3編成が大宮総合車両センターで懐かしの新潟色変更され、2017年12月にこのN‐40編成も変更された。なおN‐3編成は新潟駅高架化・ATS‐P使用開始前の2018年3月ダイヤ改正で運用離脱し、その後廃車となっている。
クモヤ143‐51。
115系N 40編成 側面行先表示器 幕回し
少し工夫が欲しいと感じた撮影会だったが、新潟115系の大半も解体されてしまったので、今となっては貴重な記録となってしまった。