手打ちうどんまつ奈日記  2011年秋 さいたま市浦和区岸町3丁目にて夫婦で手打ちうどん屋を始めました。

大人の時間を手打ちうどんと揚げたて天ぷらと店主の選んだこだわりの日本酒でどうぞ!

そば

2013-12-10 10:59:17 | 店主独り言
すっかり冬になってしまいましたが、皆様お元気でしょうか?

ごぶさたをしております。店主です。

いつも妻のブログにお付き合い下さり、ありがとうございます。

今日もこちらを「間借り」しまして、お店やうどんに関係のあるものや、あまりないものの紹介をさせていただこうと思っております。

多少長くなることもありますが、よろしくお願いいたします。


今年も残すところあとわずかという事で、今回はそばについてお話ししたいと思います。

当店はうどん専門店ですが、今年も年末の29日30日31日だけそばのみの営業をします。

詳しくはここを。


以前こちらでもお話ししましたが、私はそば屋で修業をさせていただきました。

当時は毎日そばを打っていましたが、昨年末以来1年ぶりとなるとやはり緊張します。

なのでこのところ時間があるとそば打ちの練習をしています。

ありがたいことに今年は早めにお土産のご予約をいただいています。

1年に1度の年越しそばをうどん屋に注文していただけるのですから、本当にありがたいです。

「昨年おいしかったから」と言っていただくこともあって、今からだいぶ緊張します。


うどんとそばの作り方は細かい違いはありますが、それほど大きく変わりません。

ただ、「向かう気持ち」のようなものが違います。

そばは「3たて」という言葉もあるように割と早さ重視な食べ物です。

うどんと比べればデリケートな部分も多いです。

ちょっと力を入れすぎると切れてしまいます。

その点うどんは「寝かす」時間も必要ですし、もう少しゆっくりと気の長い仕込みが必要です。

よけいな話ですが、妻は気が短いので小麦粉が塩水と混ざり、ゆっくりと熟成してうどんになっていくのが待てないようです。

逆に私はだんだんと生地がなじんで変わっていく過程が楽しみなのですが。

このあたりが気が合わない最も大きな点だと思うのですが・・・。

話がそれてしまいました。


練習といっても今月に何回かそばを打ったところで、そんなに上達するわけではありません。

私が修業させていただいたお店はとても忙しいお店だったので、12月の終わりの年越しそばを打つ頃にはみんなだいぶ疲れてしまっていました。(たぶん私だけではないはず・・・。)

幸か不幸か当店の12月はそれ程忙しくないため1か月かけてゆっくり「そばモード」に変えていきます。

1か月時間を使って少しずつそばに慣れると言いますか、「そば向きな気持ち」に変えて29日を迎えられたらと思っています。

実際おみやげのそばを用意する時も次は~さんと~さんの分と決めてから練って延ばして切って箱に詰めています。

その方への感謝を込めながらゆっくりと、いやできるだけ手際よく作るようにしています。

これからも年末まで練習を続けます。

元そば屋のうどん屋が「まじめにていねいに作ったそば」をお試しいただけたら嬉しいです。

今年も残り少なくなりましたが、お体にお気をつけてお過ごしください。

今日も長々とお付き合いありがとうございました。
コメント
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