野上啓三インスタグラム、sushi43nogami2←こちらに変更しました。
すべての魚・貝、天然ものです。
◇営業時間について◇火曜~土曜17:30~21:55※ラストオーダー(酒類・酒類以外全て)21:25まで
日曜お子さんデーは11:30~17:30です。※日曜はお子様の日です
店には月曜(+第一日曜日)以外10:30~営業終了+aおりますのでお気軽にご連絡ください!03-3356-0170
※レストラン予約代行サービス『オートリザーブ』でのご予約は日付・時間帯にかかわらず受け付けておりません。
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わたしの魚(ウォ)キペディア 第38回 むつ
のどぐろを仕入れてきた日はムツにまつわる会話になることが多く。
それはのどぐろがアカムツという名前だからだと思うのです。
「のどぐろってさぁ…アカムツだよね?」
「うん」
「赤いけど、のどが黒いから“のどぐろ”?」
「そう」
私はいつものように食物事典の『魚・ムツ』のページを調べます。
「アカムツって、ムツ科じゃないです」
「何科?」
主人は訊きました。
「スズキ科です」
私はさらにパソコンで『アカムツ』を調べました。
「ムツとクロムツはムツ科ですが、アカムツはスズキ科もしくはホタルジャコ科という説もあります」
「なんじゃそりゃ」
「いずれにしてもアカムツはムツ科じゃないです」
「ムツといえば‥オレの子供のころはクロムツだったんだよ。ま、今もあるしたまに仕入れるけどね」
「へー」
「親父がクロムツ仕入れてたのは覚えてる。アカムツは・・あったかもしれないけどたぶん関東近県のものだったね」
「日本海側じゃなくて?」
「千葉とかかなぁ。最近じゃない?のどぐろっていって北陸や山陰からバンバン入って来るようになったの」
「わたし、ムツにまったく馴染みがなくて‥全然わかんない」
「こんなにアカムツはもてはやされてなかったよ」
「そうなんだ。私の中ではさ、クロムツかどうかわかんないけど、煮付けってイメージがあるんだよね。居酒屋さんのランチ定食のメニューで“ムツの煮付け”っていう文字が‥」
「もしクロムツの煮付けだったら相当大サービスだよ」
「え、そーなの」
「高級魚だから」
「マジで?あ~、じゃー‥ちがうわ。750円とか850円だったもん、生卵まで付いて」
「もしかして銀ムツじゃない?」
「あ‥」
「でしょ、今でいうメロかな」
「あ~たしかに脂がのってたもんな~、でもおいしかったな~。あのさ、クロムツじゃない普通の、ただの“ムツ”は食べたことある?」
「‥自覚しては、ないね、たぶん」
「私もー」
いつか日本のどこかを旅して、偶然入った定食屋さんで“ムツの煮付け”に出会うことが夢になりました。
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◎赤貝の仕込み 動画アップしました(5分03秒)
◎シャリ酢あわせ 動画アップしました(1分50秒)
◎かんぴょうを煮る動画アップしました(7分30秒)
◎玉子焼き動画アップしました(6分53秒)
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1dayアーカイブ2023年~2001年7月3日のおしながき
[2023年] 野上啓三が見ている豊洲市場の風景 寿司屋の七十二候
[夏至・第二十九候・菖蒲華あやめはなさく]6/27~7/1・岐阜飛騨宮川 鮎 今、豊洲
・千葉白浜 めがいアワビ 今、豊洲
・シーズン初入荷 三重南島町 メイチ鯛 今、店
・北海道寿都(すっつ)甘海老 今、店
・千葉勝浦 ヤイトカツオ 今、豊洲
・シャコ 上 北海道小樽 下 愛知三河 今、店
[夏至・第二十九候・菖蒲華あやめはなさく]6/26~7/1
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・新子(シンコ)静岡舞阪 コハダ千葉江戸前 ナカズミ佐賀 今、店
・神奈川佐島のタコ お客様のご来店時間を逆算して煮始めるところ【動画】
・静岡 舞阪 新子(シンコ) 始まりました 今、店
・ニュージーランド 生インドマグロ 今、店
・石川七尾 本アラ 今、店
・岐阜 宮川 若鮎 今、店
・三重 ゴマサバ 今シーズン初入荷 今、店
・新潟 麦いか(ムギイカ)=するめいかの小さいもの 今、豊洲
・福井若狭ぐじ(甘鯛) 今、豊洲
[2021年]
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[2014年]初入荷ナミクダヒゲエビ、髭が管状になっています。震災後 初 石垣貝 なう
[2013年]
江戸前の活車海老、ひさびさです。北海道・長万部(おしゃまんべ)のほっき貝、今日から入荷が始まったようすです。
[2012年]麦いかはするめいかの小さいものです。青森・下風呂(しもふろ)からです。
島根のアジは浜田のすぐ近くの五十猛(いそたけ)から入りました。
今日は佐島のタコを煮ます。(足のみ)
[2011年]
一週間前(6月26日)のシンコです。
今は静岡・舞阪(まいさか)のものばかりですが、これから別の産地のものが入ってきます。
(明日へつづく)
[2010年]
3.2kgのスズキです。シンコ、うに、好評につき新たな仕入れです。
[2008年]
主人は仕入れてきたものをひととおり私に伝えた後、こう言いました。「毎日河岸に通っていますが…初めて泳いでいる鯖を見ました」と。今朝その場で〆てもらってきました。福島・請戸(うけど)の真鯖活け〆です。この時期ですので身に脂はそれほどなく、プリプリとしたアジに似た食感を味わっていただきたいとのことです。あと、特筆すべきは境港のいさきです。
こちらはたっぷりと脂がのっています。皮目に熱湯を掛けすぐに氷水で締める湯霜(ゆしも)造りで皮と身の間の旨味をご堪能ください。いかは二種、紋甲いか(写真右)と墨いか(写真左)です。どちらも甲いか系で非常に似ていますが、あえて同じタイプのものをぶつけるのが当店の特徴とも言えます。