2016年度地域福祉ファシリテーター養成講座
趣旨:
三鷹市、武蔵野市、小金井市の3市行政、3市社会福祉協議会、およびルーテル学院大学の7者が協同し、自らが住む地域を大切に思い、その福祉に貢献する意欲のある住民の方々を対象に、「地域福祉ファシリテーター」として要請することを目的として実施するものです。
経過:
2016年7月7日から、2017年1月19日までのロングラン講習。豪雨、酷暑、厳寒と季節は過ぎてきた。自転車で突然の雨でずぶ濡れになったときもあった。
グループが2回形成され、グループ学習を通して多くの人と接することができ新しい発見ができた。3市は隣り合っているとはいえ行政手法等はかなり違うものだった。そこに住んでいる人が主人公だから違って当たり前なのだろうが。
参加者は各市から10名の計30名。
チームは:
「私たちが企画する『新たな支え合い』活動」を展開しグループで発表する。
このグループ決めも面白かった。A3一枚の紙を四つ折りし、アッピールを書く。名前、住んでいるところ、好きな言葉、やりたいことを書き1分間スピーチ。その後、「このゆびとまれ」で仲間を作る。「なにかやりたいね」とゴソゴソ10人が集まった。やりたいこと、おもいがたくさんあるから交差点を作って整理しようということになった。チーム名を○○の交差点(仮称)としてスタートした。5回のグループ学習を通し今日の発表となった。チーム名は情報の交差点とした。
これから:
新たな支え合いといっても、もうすべての分野で行われている。いまさらではあるが、いまさらではない。
困っていること、解決できない小さなこと、それらをみんな(地域住民)で支え解決し人と人とのつながりを強めていく。今までの境界を乗り越えられるスタートになれば。一番大事なのは心豊かに生きていきたいということである。
具体的な活動を・・・。いろんなことを考えている。やったら終わりではなく、それに続くデータを蓄積する。それには仮説や検証といった厄介なことも出てくるがどこまでやるか。デジタルとアナログの融合した地域づくりを目指したい。
和田先生の講評概要:(ルーテル学院大学教授)
1 3市を視野に入れた新しい考え方が出てきた。
2 よく検討されていた。
3 説得力のある発表だった。
4 ターゲットが明確になっている。
5 「おしゃれをする」、面白い活動プログラムだ。
6 保健所も変わった。事前に相談とか、支援してもらうという考え方。
7 メンバーの中に様々な人がいる。社会資源としての活用。
8 ファシリテーターの広報をどう編み出していくか。