SAMMYのみちくさ日記

「気まま」に「みちくさ」しながら、ありのまんま思ったことを無精者が書いてるブログです(^_^)v

おばあちゃんに捧ぐ

2015年08月19日 | Michi-kusa
このお盆。
僕のおばあちゃんが亡くなった。


95歳でした。


珍しく定時で仕事が終わり帰宅。
しばらくして、オカンから訃報が入ったのです。

特養に行き、冷たくなったおばあちゃんと対面。
オカンが昼過ぎに面会に行った時は、何もなかったのに・・・急変したとのこと。


おばあちゃんが亡くなったことで、
不謹慎かもしれませんが、葬儀のことを色々と勉強させてもらいました。


シティホールで葬儀の打ち合わせが始まり、火葬場の手配や和尚さんの日程調整、通夜と告別式の内容etc……その日の内に決めていくことが本当に多い。
火葬場の手配ができないと、葬儀は進まないんですね・・・。僕は無知でした。


お盆の時期にも重なったことで、
1日、待ち日ができてしまった。
その1日は、おばあちゃんへの枕経そして旅支度の衣装に着替えることにあてられた。

おばあちゃんは、その死装束をすべて手作りで準備していたとオカンから教えられた。

和裁を仕事にしていたおばあちゃんですが、死装束を自分で用意していたとは・・・驚きです。
その生地で作った鞄。

この鞄もおばあちゃんとともに旅に出ました。


オカン曰く。

先に逝ったおじいちゃんもおばあちゃんの手作り衣装で旅に出た。
そして、
オカンの弟の分もすでにおばあちゃんのお手製で衣装が用意されていたそうだ。


これに対してオカンは、

自分の分がない・・・って

嘆いていました(^_^;)


ちっちゃい頃から見てきたおばあちゃん。
それは、
おばあちゃんがあぐらをかいて、左足で生地を引っ張って着物を縫っている姿でした。

男仕立てというそうなんですが、
小柄ながら黙々と着物に向かってる姿を今も覚えてる(^_^)

そして、普段着は、
洋服じゃなくて着物姿。
アニメ「サザエさん」の「フネ」さんでした。

あっ!
カレーライス!
おばあちゃんのめっちゃ美味しかったんです!
バーモントカレーにすりおろしリンゴを入れた甘いカレーでした!


カレー好きは、この時から始まったのだろうか・・・(^_^;)


おばあちゃんが
僕に残してくれたもの。

真っ先に浮かぶのは・・・。
先祖(仏壇)に手を合わすことです。

おはようございます。
行ってきます。
ただいま。
お休みなさい。

一言をそえて、
手を合わす。

「挨拶」

オカンを通して僕は、おばあちゃんから受け継いだ。



そして、
舞台衣装も残してくれた。

僕が、高校3年の時に文化祭で「坂本龍馬」役を演じた時の衣装は、おばあちゃんの手作り。

参考になるビデオを見てもらって、
イメージのまま作ってくれたんです。

いろいろ、
本当に世話になってきた。
それなのに・・・。

おばあちゃんが特養に入ってからは、会いに行くことを僕はしなかった。

どなたですか・・・?
と言われても会いに行ったほうがよかった。

これは、後悔です。

この気持ちを忘れないように、自分のブログにその後悔を記すことにします。


おばあちゃんへ。

ごめんなさいm(_ _)m
それから・・・。

ありがとうな。